新潮文庫
続・礼儀作法入門

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  • サイズ 文庫判/ページ数 238p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101111315
  • NDC分類 385.9
  • Cコード C0195

内容説明

「アガリ」「オアイソ」の符牒を客が口にするのは聞き苦しい。「一点豪華主義」のオシャレは哀れだ。レインコートで訪問する刑事コロンボは無作法である。会社に就職したら三年間は勤めること…。酒の飲み方、接待・宴会の心得から祝儀・不祝儀の包み方まで。頑固で偏屈だけど、心やさしい人生の達人・山口瞳が軽妙なタッチで説く大人のエチケット。大好評『礼儀作法入門』の応用編。

目次

名刺の使い方
握手のしかた
立身出世
出処進退
無芸大食
原稿を書く
接待の心得
時はカネなり
観客のエチケット
勝負の作法〔ほか〕

著者等紹介

山口瞳[ヤマグチヒトミ]
1926(大正15)年、東京生れ。鎌倉アカデミアに入学。出版社勤務を経て、’58(昭和33)年寿屋(現サントリー)宣伝部に入り、「洋酒天国」の編集者・コピーライターとして活躍する。’62年『江分利満氏の優雅な生活』で直木賞受賞。’79年には『血族』で菊池寛賞を受賞する。’63年「週刊新潮」で始まった「男性自身」は、31年間1614回に及ぶ。シリーズ最終巻は『江分利満氏の優雅なサヨナラ』。’95(平成7)年8月永眠
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とうゆ

14
礼儀作法入門というよりも、ただ著者の好き嫌いを書き連ねただけのエッセイ。著者の考えと合わなかったのか、個人的には余り好きではなかった。2014/11/05

とみやん📖

10
最近つかれているのか、スラスラ読めるライトな読み物に手が延びてしまう。 この本を読んでいる途中で、山口瞳さんが国立に在住だったことを知り、親近感を覚えてしまった。 名刺の意味合い、金をかけない物見遊山、嫁探し、子育て、読書、骨董の選び方、身近なものを大切にすること、粋、など、いくつか気になる文書に触れることができた。2022/09/04

Koki Miyachi

4
山口瞳を筋が一本キッチリ通った人と思っていた。その通りだった。何だか嬉しい。衒いもなくそれを明確に伝えてくれる男気が嬉しいのだ。礼儀作法と言っても所詮人間がやること全般における作法と変わりはない。大切なのは明確な生き方、人に胸を張って言える(言わなくてもよい)筋がキチッと自分の中で通っているか。それだけだ。あとがきで息子の山口正介氏が言う。自分が父から怒られたのは一度だけだという。大人達と一緒に野球がしたいというダダをこねたら、子供が打てない剛速球を投げてきたという。この教え方を自分ができるかどうか。2013/01/04

daichan

3
前作より実用的で深みや含蓄もあって良い本。いまでも十分に読めるというのはすごいこと。 将棋も当然のように何度か登場する。将棋界の良き応援者であったことが改めてよくわかる。 粋な心意気で生きて行きたいものだと思う。 2017/07/31

らっそ

3
「粋」とか「みっともない」とかって全然意識しないけど、日常的に気しないといけないと思った 気になる一文:「ゆっくり急げ」/粋とは何かー。私は、若者の言うところの、カッコイイということとほとんど同義だと考えてもらっていいと思っている/粋について、私はこう考えている。「どんな事態になっても、それをおもしろがってしまうこと。そういう心の持ちかた」2013/04/07

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