新潮文庫<br> きまぐれ暦

新潮文庫
きまぐれ暦

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  • サイズ 文庫判/ページ数 237p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784101098197
  • NDC分類 914.6

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しゅわ

50
勝手に星さん再読祭り第32弾は、皮肉をきかせたユーモアあふれる星さんらしいエッセイ集です。あちこちに書かれたものをまとめたとのことで、「きまぐれ」のタイトル通りテーマも文字数もバラバラですが、そのおもちゃ箱感が心地よいです♪ SF仲間達とのハメ外し過ぎなエピソードや、執筆について、旅先の出来事など…星さんを身近に感じることができて嬉しい一冊。エッセイでも古臭さを感じないのは、ただただスゴいです。歴史を現在から過去に向けて遡上して教えたほうがいい!という提案は一理あるなぁ~と感心しました。2015/07/23

活字の旅遊人

45
エッセイ集。1970年代の星新一が糖質ダイエットを行っていたことにまず驚き。まあ、人間という生き物の基本は五十年くらいでは変わらないか。紀行文的な話は、宮脇俊三的な雰囲気があって面白かった。戦争関連の話も非常に読みがいのある内容。「文体」という話は、文章を書く心構えとして参考になった。勉強というよりも、気持ちが楽になる方で。総じて優しい方なのだな、と。ブックオフ110円コーナーから入手したが、読んでいる途中、背中から割れてしまった。もう売り戻しできない。この本のリサイクル環を終わらせてしまったなあ、と涙。2022/02/25

KAZOO

31
星さんのエッセイ集です。様々な分野のことを書かれていてその幅広さに驚かされます。読んでいて本当に発想が豊かで好奇心も旺盛だということがわかります。8月の1か月についての様々な出来事を戦争と平和の観点から記したところも独創性がある気がします。2015/01/31

あおさわ

11
中学時代大好きだった星先生。エッセイはほとんど読んでなかったので改めて読んでみると…何ですかこのちょっとひねくれた可愛いおじさま。「SFと寓話」「オランダの話」「男」が面白かったです!2011/10/13

MIKETOM

9
星のエッセイ集。『珍味アングラス』これは日本で言えば白魚のこと。星がスペインに行った時に食べたものでこれにニンニクソースをかけるとバカウマらしい。大感激したようだ。太古発生した原始生命が方やアングラスとなり片やニンニクとなってそれが合わさり美味が生まれ自分を感激させた、なんと神秘なことだろうと。「神が与えてくれた宝探しを我々は少しずつ見つけだしていく」という言葉でしめくくっている←ということを、結婚前に女房と伊豆の下田プリンスに泊まった時ディナー1万円というコースを食いながら女房に話したことを思い出した。2018/06/23

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