内容説明
古代人が神の領域との接点としたのは?通い路をいかに観念し、神話へと昇華させたのか?古墳を幾重にも結界する壷形、円筒埴輪、そして高殿形埴輪の仕掛けの意味は?古墳はこの世に創出された他界のマツリゴト空間なのか?考古資料から古代のこころを掴み取る。
目次
第1章 「み坂」に立つ存在
第2章 聖なる水の湧く処
第3章 「きざはし」を昇る存在出雲大社の巨大神殿を考える
第4章 天香山と埴安の伝承
第5章 古墳壁画のこころ
第6章 勾玉、そのシンボリズム
第7章 矢の呪力
第8章 魂呼びの古代民俗
第9章 古代のかたち、日本のこころ
著者等紹介
辰巳和弘[タツミカズヒロ]
1946年大阪府生まれ。1971年同志社大学大学院文学研究科修士課程修了。日本古代史、考古学専攻。静岡での高校教員を経て、同志社大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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