歴史のなかの皇女たち

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  • サイズ A5判/ページ数 287p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784096261286
  • NDC分類 210
  • Cコード C0021

出版社内容情報

昨年12月1日に敬宮愛子内親王ご誕生。昨年末の朝日新聞の世論調査によると、「女性も天皇に」賛成が83%であった。古代の推古天皇などは知っていても、江戸時代にも女帝がいたことは意外と知られていない。

 昨年12月1日、敬宮愛子内親王ご誕生。その6か月前日本世論調査会の調査によると、「皇室典範の改正を検討すべき」が68%、そして年末の朝日新聞による世論調査では、「女性も天皇に」が83%となっています。ヨーロッパ諸国の「王家」では20世紀末までにすべての国が「女王」を認めるように憲法なども改正されました。なお日本では、この37年間「皇族男子」が生まれていず、女性天皇の誕生は必至とも思われます。これまでに、天皇家に生まれた女性たちの歴史をたどった本はなく、この本は古代から近世末までの皇女たちの通史であり、日本の女性史の一部でもあります。付録の「皇女一覧表」と「尼門跡表」は、従来のどの本にもなく、今回初めて作成した学術的価値の高いものです。

内容説明

天皇家に生れた女性たちはどのように生きたのだろうか。“皇女”という窓を通して日本の歴史をみる。

目次

第1章 古代―皇女が天皇になった時代
第2章 平安時代―王朝を支えた皇女
第3章 中世前期―天皇家の光と陰
第4章 中世後期―天皇家と比丘尼御所
第5章 江戸時代―武家社会のはざまに生きた皇女

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

南北

13
奈良時代から江戸時代までの皇女たちに関する通史です。奈良時代や平安時代初期には女帝となることもありましたが、女官として活躍したり、斎宮として天皇家の祭祀の一部を担当したりすることもあったようです。中世には未婚のまま立后したり、天皇家の荘園を女院として経営したりと変貌していきます。室町時代以降は尼になることが増えてくるなど時代とともに役割がいろいろと変わってきます。2019/05/03

若黎

6
図書館本 積読本の山にあるはずだが、行方不明なので図書館本で読了。2023/06/11

恵美

3
古代の皇女様は陰謀に揉まれすぎだな。中世以降は平穏だけど、その分独身者は増えている。2017/07/08

チャック

2
主に奈良、平安、江戸時代を拾い読み。皇女の数が多く結婚相手になる皇族が少ないため未婚で終わったお姫様も多かったらしい。 藤原氏、徳川氏などに翻弄された弱い皇室 朝廷。それでも連綿として現代まであることに凄さを感じた。 2016/07/31

そーだ

2
上臈局という中世の後宮身分について始めて知った本(だったような)。巻末の「皇女一覧」は圧巻ではあるけど、一人一人の事跡が大して分からないので却ってもどかしい。とはいっても存在していたことが確認されるのみで、どんな生涯だったのか最早分からない人がきっと多いのだろう。2011/04/11

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