出版社内容情報
●坂口安吾 風博士/黒谷村/真珠/二流の人/白痴/外套と青空/道鏡/桜の森の満開の下/青鬼の褌を洗う女/堕落論/デカダン文学論/他 ●舟橋聖一 悉皆屋康吉/華燭/ある女の遠景 ●高見 順 故旧忘れ得べき/如何なる星の下に /描写のうしろに寝ていられない/文学非力説/死の淵より/高見 順日記 より ●円地文子 女坂/女面/なまみこ物語/妖/二世の縁 拾遺/花食い姥
井上 靖[イノウエ ヤスシ]
編集
山本 健吉[ヤマモト ケンキチ]
編集
中村 光夫[ナカムラ ミツオ]
編集
吉行 淳之介[ヨシユキ ジュンノスケ]
編集
高橋 英夫[タカハシ ヒデオ]
編集
磯田 光一[イソダ コウイチ]
編集
小田切 進[オダギリ ススム]
著・文・その他
巌谷大四[イワタニダイシ]
著・文・その他
坂口 安吾[サカグチ アンゴ]
著・文・その他
舟橋 聖一[フナハシ セイイチ]
著・文・その他
高見 順[タカミ ジュン]
著・文・その他
円地 文子[エンチ フミコ]
著・文・その他
内容説明
生きる不安と、苦悶の現実から、詩情あふれる古典の美との交錯。昭和文学初めての集大成。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
81
この巻には、坂口安吾、舟橋聖一、高見順、円地文子の作品が収められています。坂口安吾は比較的読んでいるものが多いのですが、再読してもかなり楽しめました。「桜の森の満開の下」「青鬼の褌を洗う女」「夜長姫と耳男」は昔話的な印象もするのですがどこか不気味な感じがします。「堕落論」(正・続)も読み直すと短いのですが印象に残ります。高見順は日記が参考になりました。舟橋と円地の作品は私にはあまり合わなくて読み飛ばしました。2023/07/21
アマヤドリ
4
ほんとうは角川文庫の『ふるさとに寄する讃歌』という文庫を読んだ2010/09/29