出版社内容情報
●小林秀雄 様々なる意匠/私小説論/思想と実生活/ドストエフスキイ論/無常という事/モオツァルト/中原中也の思い出/ボードレール/考えるヒントI/花見/「本居宣長」補記/他 ●河上徹太郎 自然人と純粋人/事実の世紀/配給された自由/私の詩と真実/日本のアウトサイダー より/吉田松陰/象徴派的人生/他 ●中村光夫 虚実 より/シャボン玉に映る/妄想/グロテスク/戦争まで/志賀直哉論 より/ふたたび政治小説を/文学は老年の事業である/老いの微笑I ●山本健吉 古典と現代文学/詩の自覚の歴史 序/いのちとかたち 一章?四章/刻意と卒意/短歌 その器を充たすもの/他
井上 靖[イノウエ ヤスシ]
編集
山本 健吉[ヤマモト ケンキチ]
著・文・その他/編集
中村 光夫[ナカムラ ミツオ]
著・文・その他/編集
吉行 淳之介[ヨシユキ ジュンノスケ]
編集
高橋 英夫[タカハシ ヒデオ]
編集
磯田 光一[イソダ コウイチ]
編集
小田切 進[オダギリ ススム]
著・文・その他
巌谷大四[イワタニダイシ]
著・文・その他
小林 秀雄[コバヤシ ヒデオ]
著・文・その他
河上 徹太郎[カワカミ テツタロウ]
著・文・その他
内容説明
近代の克服に、伝統の継承に、昭和期の英知が獲得した、豊かな精神史。昭和文学初めての集大成。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
76
この巻には「小林秀雄」「河上徹太郎」「中村光夫」「山本健吉」の作品が収められています。小林の作品はすべて読んでいるのですが、ここでは「モオツァルト」「考えるヒントⅠ」「本居宣長補記」を再度楽しみました。やはり読みやすいのは「考えるヒント」です。ただ最近の作家のエッセイなどと比較するとかなり高度ですね。河上にも「モツアルトの憂鬱」という3ページほどの小品がありました。あとは山本健吉の「余呉の海、路通、芭蕉」の俳論が楽しめました。2023/05/05
Haruka Fukuhara
3
好きな人が集まってたから喜んで借りてきたけれど、とにかく分厚い…。2017/02/03