群像日本の作家<br> 大岡昇平

群像日本の作家
大岡昇平

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  • サイズ B6判/ページ数 339p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784095670195
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0393

出版社内容情報

戦争体験を通して極限状況における人間の精神を追求、『俘虜記』『野火』などの名作を残した大岡昇平を多角的に紹介。三島由紀夫、大江健三郎、小林秀雄、平野謙らによる作家論など多数収録。

死者の多面的な証言…大江健三郎/運命と歴史…中野孝次/「野火」…吉田健一/収容所としての戦中・戦後…磯田光一/他

内容説明

小林秀雄、中原中也と出会い、辛い文学的青春をスタンダリアンとして出発、大戦下の俘虜体験を通し自らの魂のことを書き続け、『俘虜記』『武蔵野夫人』『野火』、そしてレイテ戦記に至る一時代を疾走した小説家大岡昇平。

目次

大岡昇平アルバム
大岡さんのこと
作家論(鎮魂歌としての認識―大岡昇平;大岡昇平の手―精神の宿り;小説は観念を描きうるか ほか)
ひと(文壇人物論;失語と沈黙のあいだ;父のこのごろ ほか)
文壇登場のころ(「武蔵野夫人」;ストイシズムの文学;2人の知性作家 ほか)
大岡昇平文学紀行―渋谷・恋ケ窪
作品論(『武蔵野夫人』―恋ケ窪;戦争と神―「野火」大岡昇平;『花影』の位置 ほか)
追悼(大岡昇平さんを悼む;末期の眼と歩哨の眼 ほか):さまざまの照明(大岡昇平のモーツァルト;母という歴史 ほか)
大岡昇平の作品
代表作ガイド
大岡昇平年譜