源氏物語への招待

源氏物語への招待

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  • サイズ B6判/ページ数 270p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784093870856
  • NDC分類 913.36
  • Cコード C0093

出版社内容情報

源氏物語のあらすじ、テーマや光源氏の人間性、女君たちの生き方など源氏物語を読むために必要な基礎知識、また紫式部の生涯、文章技巧などもわかりやすく解説した絶好の入門書。

源氏物語の世界 はじめに あらすじ 物語の伝統 主題と構想 主人公、光源氏 源氏物語の表現 紫式部の生涯 源氏物語を探る 一 物語の時代設定 延喜・天歴准拠説の由来 准拠の実体 時代設定の二重性 皇統の問題 二 ユーモアの諸相   女のユーモア 末摘花 失敗と皮肉と 近江の君と内大臣 大夫監?田舎者の滑稽 老人たち 学者たち 三 引歌・引詩の技法 引歌の成立する社会 多様な技法 成功と失敗と 引歌の変形 四 愛のかたち?「もののまぎれ」の実体 「もののまぎれ」の語義 情交の描写 女三の宮・柏木事件 「一部の大事」、藤壺事件、その用語について 五 宮中行事の役割?行幸について 年中行事の文芸性 王朝物語の行幸 源氏物語の行幸 六「蛍」巻の物語論 正史と物語 「まこと」と「そらごと」 正史への不信 「そらごと」の効用 「そらごと」と文芸 七 女三宮物語の発端 多数派、空蝉型の発端 源氏物語以後の物語の発端 「若菜上」巻の冒頭 婚姻令との関わり 八 「雲隠」巻の謎 本文のない物語 原作はあったか、なかったか 雲隠れの意味 「雲隠」巻の誕生 九 宇治の大君の死 自死の決意とその実行 平安時代の自死 自死の罪業観 十 従

内容説明

光源氏の人間像、紫式部の生涯、宮廷女性たちの恋愛、物語のユーモア、文章表現の技巧…、数多の問題を整理し、さまざまな視点から源氏物語の魅力を探る。

目次

源氏物語の世界(はじめに;あらすじ;物語の伝統;主題と構想;主人公、光源氏;源氏物語の表現;紫式部の生涯)
源氏物語を探る(物語の時代設定;ユーモアの諸相;引歌・引詩の技法;愛のかたち―「もののまぎれ」の実体;宮廷行事の役割―行幸について;「蛍」巻の物語論;女三の宮物語の発端;「雲隠」巻の謎;宇治の大君の死;従者たちの役割;「夢浮橋」巻の結末)