現代の世相<br> 転換期の世相

現代の世相
転換期の世相

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  • サイズ B6判/ページ数 302p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784093865081
  • NDC分類 302.1
  • Cコード C0321

出版社内容情報

混迷の現代を彩る世相??新々宗教、エイズ、ボランティア、ヒーリング(癒し)などを通し、現代日本を考察する。しめくくりとして、編集委員7人による座談会で将来の展望をさし示す。

 バブル崩壊にはじまり、関西大震災、そして日本だけでなく世界を驚かせたオウム真理教事件と、これまで「豊かさ」「安定」を誇った日本経済、社会が音を立てて崩れ去った。 時あたかも世紀末、世紀末には終末感が横行する。新しい世紀を前に日本はどうなるのか、こうした転換期を「世相」を通して分析、解明を試みたのが「現代の世相」シリーズ最終巻の本巻の狙いである。 取り上げた項目はオウム(新々宗教)、エイズ、ボランティア、ヒーリング(癒し)、ゲノム(新しい生命誌のパラダイム)。 先行きが見通せぬ状況のもとで、HIV被害者救済にあたる若者達の姿や今年にはいってからのロシア船タンカー座礁による重油流出事故にかけつけたボランティアの姿に、明るい展望も切り開かれている。 しめくくりに編集委員7名による本シリーズ全体の総括とともに21世紀への展望について語り合う。

内容説明

混迷の世相を抉り、21世紀への展望を探る!ボランティア、エイズ、オウム、ヒーリング(癒し)、ゲノム…世紀末を彩る世相に迫る!しめくくりとして編集委員7人の座談会によって本シリーズの総括もあわせて掲載。

目次

「総論」転換期の世相―終末観と新世紀への動き
「オウム」オウム真理教と超越への希求
「オウム」歴史家の見たオウム真理教団事件
「エイズ」私的実感的エイズ考
「エイズ」実名を公表して―「薬害」の責任を問う
「ボランティア」若者たちの“社会参加の窓”
「ヒーリング」日本人は癒しを必要としないのか!?
「ゲノム」生命誌という新しいパラダイム