ヤマトンチュの大罪―日米安保の死角を撃つ!!

ヤマトンチュの大罪―日米安保の死角を撃つ!!

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  • サイズ B6判/ページ数 190p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784093806015
  • NDC分類 319.8
  • Cコード C0095

出版社内容情報

日米安保・基地問題に揺れる沖縄。この沖縄を救う道はあるのか。国際政治・軍事のスペシャリスト小川和久氏がアメリカへの反論、それを許す日本へのNO、そして沖縄救済シナリオを緊急提言。

昨年の沖縄事件は、戦後50年、日米安保に守られた日本の平和が、沖縄へのしわ寄せによってもたらされたものであったことを明らかにした。日本が「一人前の国」として、独自の政策・戦略をもって対米外交に臨んでいれば、けっして起こらなかった事件とさえいえる。沖縄県民の憤りも、いまやアメリカではなくウチナンチュの痛み、悲しみを自分のものとしない平和なれ日本・ヤマトンチュにむけられているといっても過言ではない。戦後51年の今日、急務なのは日米安保の見直しであり、沖縄県民をはじめとする日本人全員が「どのような国をめざすのか」という国益に沿った真摯な国民的議論である。加えて、したたかな戦略に基づいて動くアメリカとの対等交渉可能なシステムの構築といえる。著者・小川和久氏は、この沖縄問題を国際政治・軍事の専門家として豊富なデータ・資料をもとに、短絡的な感情論を極力排しながら、知られざる「日米安保の死角」、そして対応を誤るさまざまな「日本の罪」を冷静かつ大胆に指摘し、現実的で具体的な「沖縄を救うシナリオ」を提示する。そして「日本人による日本人のための日本の平和」とは何かを模索し、独自の平和国家モデルを提案する。

内容説明

沖縄を救うシナリオはこれだ。いま必要なのは、アメリカへの反論とニッポンへの「NO」。米兵少女暴行事件が、くすぶり続けていた沖縄基地問題に火をつけた。在日米軍基地の75%が沖縄に集中している現実、不平等な地位協定、復帰後も無策のままだった日本政府…。本書では、日米安保全体を視野にいれて大局的見地から冷静に問題を考察。本土や沖縄にとって、よりよい「国の生き方」を提案する。

目次

第1章 ウチナンチュの悲劇
第2章 沖縄を救うシナリオ
第3章 錯覚だらけの日米安保
第4章 無知という名の日米の罪
第5章 「一人前の国」になる条件
終章 日本が信頼される日