出版社内容情報
日本における過去20年間で最大のプロジェクト、2002年ワールドカップ日本開催の原動力ともなった、日本サッカープロ化にかけた男たちの物語。Jリーグ誕生の知られざる真実を、人間模様を織り交ぜながらつづる。
Jリーグがスタートするほんの数年前まで、JSL(日本サッカーリーグ)の試合会場にはいつも閑古鳥が鳴いていた。その現状に誰よりも危機感を抱いていたのは、各チームのマネージャーたちだった。彼らは水面下で「茶話会」と称する集まりを作り、サッカーとサッカー選手の地位向上を目指してプロ化プロジェクトをスタートさせた。 本編では、「茶話会」のリーダーだった木之本興三氏(現・Jリーグ専務、日本代表強化副本部長)の目を通してこのプロジェクトをルポルタージュする。 木之本氏は古河電工で3年間選手として過ごした後の75年に腎臓病を患い、以来26年間、週に2回の人工透析を続けている。日本サッカーの変革は文字通り命をかけて断行したプロジェクトでもあった。
内容説明
W杯日本開催を可能にした過去20年間における日本最大のプロジェクト、サッカープロ化に命を賭けた男たちのドラマ。
目次
第1章 裸になった至宝
第2章 アマとしてやるべきこと
第3章 パチンコとあぜ道
第4章 小川町の密談
第5章 卵とニワトリ
第6章 W杯の風
第7章 最後通告
第8章 満員の国立
著者等紹介
平塚晶人[ヒラツカアキヒト]
1965年北海道生まれ。「走らざる者たち」で、第4回Numberスポーツノンフィクション新人賞を受賞。『ウエールズへ』『サクラを救え』(ともに文芸春秋刊)などの作品で注目される、新進気鋭のノンフィクション・ライター
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Humbaba
ハローCZO
AKa