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出版社内容情報
強さと美しさを競うプロレスは誰もが憧れる華の世界。しかし、その世界を牛耳っているのは誰もが恐れるマフィアだった! マフィア一族のおちこぼれマリオは、両親の残してくれたピアノ店を継ぎ、華々しい世界とは無縁の生活を送っていた。唯一の友達はピアノ弾きのペンギンだけだが、彼はそんな生活も気に入っていた。そんなある日、マフィアのボスでマリオの甥っ子であるエンゾから呼び出しがかかる。「手紙をある女性に渡して欲しい」そのミッションはとても簡単なものと、マリオは浮かれて街を出て行くが待っていたのは見たこともない、恐怖と不思議の世界!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
キジネコ
44
いやあ どうしよう。褒めたい気分も、貶したい気分も半々。期待した分、落胆も大きい。マフィアの内紛、同族の喧嘩ていう形をとってるけど その実は、違うとこにある、着想には好感、無口なペンギンのピアノ弾きもクールでとっぽい。生きてるレスラーは功利の手先で、死んだレスラーは勇気を絞る反骨の亡霊。込み入った愛の物語ですが哀しいかな尻切れトンボ。絵の質も他の本に比べて格段に見劣りする。代筆?(暴言ゴメン)を疑わせる結末は、何をか謂わんや。まるまる勿体ない一冊、何があったん?て勘繰っても詮無いけど。残念で仕方ない …2019/02/06
kanon
11
BD初挑戦。この著者の名前を知ったのは松本大洋繋がり。で、この作品の帯ちらっと見たら豪華すぎだろメンバー!ってことで購入。本当は「天空のビバンドム」が読みたかったけど色々な理由で断念。次は何としても買う。この作品は、著者が日本のウルジャンで連載すると言う斬新な試みだったらしく、少しは日本人にも読みやすくなってるのかなあ。読了後、何が良いのかって伝えられないけど、何か余韻には浸ったと思う。もう一回戦あるかと思ったらないし最後もよくわからんけど。とにかく今は他の作品読んでみて見定めたい気持ちでいっぱいです。2015/07/12
fukumasagami
8
「君の甥っ子の赤ん坊は今ごろ震えてるぜ! さぁ ピアノを取り戻そう 音楽のリズムでこの町に活気を取り戻すんだ」 「君たちは無知でいいな… 甥っ子のことなら僕が一番よく知っている すぐにここに乗り込んでくるぞ やられるのがオチさ… 何かが変わるとでも? 結局 何も変わりゃしないよ! 現実を知る前に謙虚であるべきだ!」 「マリオ… こいつは戦争なんだ… 君の動機は正当だ 選択の余地はないのさ」2015/05/05
kasukade
6
表現力120、ストーリー40。バンドデシネ系はこういう割合が多いにゃー。ヴィヴェスさんぐらいストーリー性が高いのが日本人好みなんだけど(ヴィヴェスさん自身日本のマンガを意識してるから当然か)。ここまで表現力みせられちゃー逆にストーリーってあんましいらないというか邪魔にみえるんだよなあ。マンガって不思議だなあ。2015/05/28
就寝30分前
6
大友克洋氏や浦沢直樹氏、谷口ジロー氏がこれだけ薦めれば、そりゃ買ってみようかと思うよ。本屋じゃ中身を読めないしね。絵は一枚一枚眺めてて飽きない。けどな~それだけじゃな~。2015/05/05