集英社文庫
69(シクスティナイン)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 244p/高さ 16X11cm
  • 商品コード 9784087496284
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

1969年、僕は17歳。無秩序で無垢なエネルギーが爆発する、明るくキケンな、話題の自伝的青春小説。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちょこまーぶる

60
大変面白い一冊でした。内容の一部は、村上龍さんの高校生だった周りに起こった一部のようで、同じ時代に一緒の仲間に入りたいなという想いにかられてしまった。当時の高校生や大学生が国に対して思想的な運動を起こしていた理由が難しい思想だけではなく、主人公たちのように女性にモテたいがためにパリ封を実行していく若者の姿に出会えて、何故かホッとした気持ちになってしまった。それにしても、当時の若者たちの元気の良い行動に拍手を送りたいし、主人公の父親の発言に感服した一冊となった。今の若者に読んでほしい一冊でもある。2014/04/22

山田太郎

57
昔フォント弄り系のテキストサイトが流行ったんだけどそれ思い出した。昔読んだはずだがまるで覚えてなかった。こんな軽い話だったっけ?めちゃくちゃ面白かったような気がしてけど、そうでもなかったけど、面白いのは面白かった。2014/04/01

PSV

48
明るい青春もの。明るさと楽しさは、本来は同根のものかもしれない。しかし、必ずしも現代、明るいことは楽しいことと一致しないし、ただ明るく、ただ楽しくいきることが、イコールで幸せに辿り着くとは思わない。だが本書は、明るいことと楽しいことと、幸せが同居しており、イコールで繋がっている。これは驚異的なことだ。しかし、本として読むと、ものすごく面白いということはない。なんか、読みづらい。合う人はきっと、このスピード感がたまらないんだろうけど、ちょっとボクにはイマイチだったかな。  ★★☆☆☆2013/02/27

優希

36
タイトルもそうだし、内容も卑猥な言葉の連発なんですけど、笑いのオンパレードですね。それはきっとポップな文章と若いエネルギーにあふれているからでしょう。モテたいがためなら何でもするのが1970年前後の高校生なのだなと思わされるのは、この作品が作者の体験と周囲の環境をベースにしているからでしょう。初期の村上龍作品に苦手意識のある人でも楽しく読める作品だと思います。ここまでバカバカしく青春を描かれるとイメージが変わりますね。バリ封とか今じゃ珍しいですもんね。危険だけど凄く楽しいです。新鮮な作品でした。2014/05/07

扉のこちら側

26
再読。2014年1059冊め。高校時代の記憶はどんどん遠ざかるが、こうして呼び戻してくれる本はいいな。2014/11/12

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