集英社文庫<br> 怒りのブレイクスルー―「青色発光ダイオード」を開発して見えてきたこと

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集英社文庫
怒りのブレイクスルー―「青色発光ダイオード」を開発して見えてきたこと

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  • サイズ 文庫判/ページ数 284p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784087477047
  • NDC分類 507.6
  • Cコード C0195

内容説明

四国の小さな蛍光体の製造会社に就職し、単身挑んだのが、夢の技術といわれる高輝度青色LEDの開発と製品化だった。社内の強い反発と度重なる失敗の中、ついに開発が実現したLEDの光こそ、21世紀を目前にした世界が注目する科学の成果だった。世界で認められながら社内では認められない現実に失望し、さらなる研究のために渡米する。文庫化にあたり、注目の200億円裁判の真相を付記。

目次

第1章 モノ作り時代(実現できなかった青色LED;大学院を卒業して受けた京セラ ほか)
第2章 青色へ(ヤケクソになって出た結論;研究者の夢「青色LED」 ほか)
第3章 疑問と決断(製品化までの紆余曲折;スレイブ中村 ほか)
第4章 アメリカン・ドリーム(新居を決める;日本の教育制度の問題は明白だ ほか)

著者等紹介

中村修二[ナカムラシュウジ]
1954年愛媛県生。蛍光体専門メーカー日亜化学工業株式会社へ入社。1993年、高輝度青色LEDの世界初の実用製品化に成功。国内外で科学賞を多数受賞。現在カリフォルニア大学サンタバーバラ校教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kubottar

10
青色LED開発者の自伝。200億円裁判くらいしか知らなかったが読んでいて夢中になりました。会社に合わず鬱や自殺したりするサラリーマンも多いが中村氏はそれらと真っ向から戦っていた。ここまで戦い続ける開発者の本は初めてだ。2012/01/27

香菜子(かなこ・Kanako)

7
ノーベル物理学賞受賞者でカリフォルニア大学サンタバーバラ校教授の中村修二先生による著書。中村修二先生については、日本的な価値観や枠組みには収まらない、個性的で時には攻撃的、傲岸不遜にも思われがちな言動、以前の勤務先との訴訟問題を記憶している人が多いかもしれませんが、中村修二先生の研究に対する信念や情熱は本当に素晴らしくて、尊敬できます。研究者や研究者を目指している学生には特に参考になる点が多い良書だと思います。2017/08/01

ドラドリー

4
中村さん側の意見しか本書ではわからないので会社との争い何とも言いがたいのですが、日本は出る杭に対して本当に厳しいですよね。ノーベル賞受賞者とか大体海外の大学で研究してますし、最先端の技術を持つ天才的な技術者が次々に日本から出ていくような環境になっているのが残念で仕方ありません。2015/04/21

まこ魚

4
頑張って研究をし、成果が表れると「ハイ、ご苦労さん」と取り上げられ手柄はほとんどなし。日本では研究者の地位は極めて低いのだ。青色LEDの製品化発表の席で、社長、部長が押し合いながら写真に写ろうとしている時に「あっ、中村君も入ったら」と言われたエピソードが全てを物語る。パテント(特許)は全て欧米企業がもっていき、日本は製造業で頑張っても儲けが小さい・・・それに製造業は真面目に頑張ればどの国でもある程度やれる業種・・・日本がもっとパテントをとれるようになれないと生き残れない。教育改革が必要という指摘に納得。2015/02/21

fam_rad

3
中村さんは日本の学校教育、会社という組織の中で大変窮屈な思いをされたようだ。(結果的に考えると、その反骨精神が偉大な発見につながったようだが。)日本の課題は、突出した人材に対して受容できる社会を作ることだと思う。和や協調性を大切にする国民性だが、必要な人材、才能にはもう少し自由度が与えられてもよいのではないだろうか。。2015/02/22

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