内容説明
中途退学、不登校、怠学といった高校生たちを、全国から受け入れてきた北海道の北星学園余市高校。さまざまな困難と向かい合った生徒たちと教師、関係者、その闘いの記録ともいえる。手が付けられないような不良転校生が、教師として戻ってくる「ヤンキー母校に帰る」などのエピソードは感動ものだ。「教育とは、学校とは」を問い、テレビドラマの原点となったドキュメント。
目次
時間が演出した感動
「わが母校」北星余市高校
ドン底からの劇的な変貌
転ばせる教育
休ませる教育
「ふくろう病」のマナブ君
卒業証書がズッシリと重い
学校とは何か?
ガンさんが倒れた!
「教育」と「町おこし」
おばちゃんの闘い
“つんく”の退学
謹慎の館―「タバコ一本一〇万円」
仙人になった元教師
ある卒業生の挑戦
類を見ない全国組織のPTA
ヤンキー母校に帰る
著者等紹介
河野啓[コウノサトシ]
63年愛媛県生。北海道大学法学部卒。87年北海道放送入社、現在、報道局所属。北星学園余市高校を中退者受け入れ初年度より一五年にわたって継続取材、この一連の番組で放送文化基金賞本賞などを受賞
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