集英社文庫<br> 七つの会議

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集英社文庫
七つの会議

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  • サイズ 文庫判/ページ数 496p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784087454123
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

ありふれた中堅メーカーでパワハラ事件の不可解な人事をきっかけに、次々と明らかになる会社の秘密。
会社とは何か、働くとは何かに迫る全国民必読の傑作クライム・ノベル。(解説/村上貴史)

内容説明

きっかけはパワハラだった!トップセールスマンのエリート課長を社内委員会に訴えたのは、歳上の部下だった。そして役員会が下した不可解な人事。いったい二人の間に何があったのか。今、会社で何が起きているのか。事態の収拾を命じられた原島は、親会社と取引先を巻き込んだ大掛かりな会社の秘密に迫る。ありふれた中堅メーカーを舞台に繰り広げられる迫真の物語。傑作クライム・ノベル。

著者等紹介

池井戸潤[イケイドジュン]
1963年岐阜県生まれ。慶應義塾大学卒業。98年『果つる底なき』で第44回江戸川乱歩賞を受賞。2010年『鉄の骨』で第31回吉川英治文学新人賞、11年『下町ロケット』で第145回直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

W-G

568
短編を連作にしたもの。私的評価としてはイマイチ。社内でいったい何が行われたのか、第二話あたりでほぼネタが割れており、もう一山何かあるのかと思いきや、不正を誰がどこまで把握していたのか、という論点だけで進行し続けるのが弱く感じたのだろうか。しかも、その中で軸となる視点人物の不在も没入出来ない理由の一つ。八角がそのポジションであればまた違ったのかもしれないが、彼の内面が描かれるのは最後だけで、それまでは他者の目線からのみ物語に登場する。ドーナツの話も閑話休題でしかなく、特に前後に絡みがないのがスッキリしない。2019/09/09

Nobu A

405
予備知識なく書架から取った図書館本。東京建電の会議中、堂々と居眠りする八角民夫の第1章から始まり、次章では打って変わって老舗の中小企業社長、三沢逸郎の話。そして東通の事務員、浜本優衣の偽寿退社と続き、オムニバス構成かなと。各章面白いが徐々に繋がりが見え始め、全貌が浮き彫りになる。登場人物一人一人の生い立ちを遡り、組織の人間関係性や化学反応を緻密に描写。練りに練った物語展開。報道で知る企業の巨額リコール隠蔽の内情って本書のように起こるのかなと思わせる程の現実性。池井戸潤著書14冊目。個人的には一番お勧め。2023/10/27

nanako

379
外国の自動車メーカーのデータ偽装を他人事のように見ていましたが、日本のメーカーでも同じことが起こりました。日本企業は「そういうことはしない・・・」との思いが裏切られ凄くがっかりしました。近年、コンプライアンスがこれだけ色々な場面で取り上げられられるのは、それだけコンプラ上の問題が実際に多いのだと思います。「七つの会議」面白かったです。人にはその人なりの事情や、思いがあるんでしょうが、いかに最後の局面で不正に手を染めず、踏みとどまれるかだと思いました。最後は個人の正義や道徳観の問題になるんでしょうか。2016/06/12

chinayo

364
ある大手企業の子会社で起こる7人の主人公をメインにし、最後は全員がキャストとして登場。サラリーマンだったら、共感できる場面があるだろう。2017/02/15

bunmei

344
この冬、野村萬斎主演で映画化。今回は大手企業ソニックの下請けとなる中堅企業「東京建電」が舞台。これまでの様な大がかりな企業買収ではなく、どの企業でもありそうな癒着やパワハラ等をテーマにした7つの物語が盛り込まれ、それぞれの物語が繋がり合う連作。そして、次第に見えてくるのは、やはり会社ぐるみの隠蔽工作。窓際族の八角が、嫌な上司に立ち向かい、会社の取引に関わる不正の秘密に迫ります。ありふれた中堅電気メーカーを舞台に繰り広げられるジャパニーズ・サラリーマン物語。池井戸作品は、いつも企業の裏の怖さに迫りますね。 2019/01/07

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