内容説明
世界最大のスポーツの祭典、サッカー・ワールドカップの表舞台では、輝きに満ちたスーパースターたちのプレイと熱狂するファンの声援が交錯する。名選手たちの本音の言葉、満載。
目次
第1章 二人の黄金日記―ロナウドとロベルト・カルロス
第2章 大型移籍、そこに隠された真実―そして誰もいなくなる
第3章 ベッカムとは何か?―スーパースターが突きつけたもの
第4章 スペインに生まれて―最強リーグと万年優勝候補
第5章 守護神の光と影―カニサレスとカシージャス
第6章 南米の希望とプライド
第7章 そして少年は大人になった―若きサッカー選手たちを変えた季節
第8章 ワールドカップ、陰の主役―スター選手の光に隠れた男たち
第9章 サッカーからのメッセージ
特別インタビュー ジネディーヌ・ジダン「すべてのサッカー少年に贈るワールドカップ」
著者等紹介
中谷綾子アレキサンダー[ナカヤアヤコアレキサンダー]
1973年生まれ。南米エクアドルで生まれ育ち、一六歳で日本へ移り住む。東京濃業大学を卒業後、商社勤務を経て、通訳、翻訳家、スポーツライターに。日本のスポーツメディア、スペインのスポーツ紙“AS”、ラジオ局“CadenaSER”、イギリスの“BBCラジオ”において、スペイン語、ポルトガル語圏スポーツ選手の通訳、翻訳、取材コーディネーターとして活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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スプリント
1
ワールドカップを軸に偉大なサッカー選手たちの栄光と挫折のエピソードが紹介されています。98年から02年のワールドカップに出場した有名選手に焦点を当てているせいか挫折のエピソードの大半が某主催国と対戦した際の不可解な審判に起因しています。ポルトガル・イタリア・スペイン・イングランド。。。そして大会前の親善試合で負傷し予選2試合を欠場したジダン擁するフランス。挫折の影に共通点がある。そう感じさせるのは著者の意図しているところなのでしょうか?2014/02/10
カモメ
1
普段読んでいるサッカー雑誌(当時は、サッカーキングとか)とまた違った視点での選手の内面的なことについて書かれていて、よく人間性が分かった。特に、愛国心やW杯開催国(日本)への感謝が綴られているのが印象に残っている。ベッカムとシメオネのやりとりが選手としての器を感じるエピソードだった。2007/11/03
Jimmy
1
サッカー評論家ではない女性ジャーナリストがまとめたスター選手たちのインサイドストーリー、ってな感じ。これはこれで面白い。2006/09/28
Yu-ya.k
1
知られざるサッカー選手の内面やエピソードを扱った1冊。ジダンやフィーゴのような偉大なプレーヤーたちの心根だったり、ベッカムやエトーが抱えていた思いなど、一般のメディアから伝わってくる以外の話を知れて、メディアが作った虚像と実際の彼らの人となりとの間には、かなりのギャップがあることを学んだ。2012/03/29
Decoy
1
2006年5月の刊行なので、ちょっと古くなっていますね…。この直後に来るワールドカップ・ドイツ大会を思い出しながら読むと、楽しいかも。2011/07/15