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集英社新書
フォトジャーナリスト13人の眼

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  • サイズ 新書判/ページ数 254p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087203035
  • NDC分類 070.17
  • Cコード C0231

内容説明

九・一一以降時代は恐ろしいスピードで動き、人間の尊厳は脅かされ、世界はより混沌の度合いを増しているかのようである。激変する世界の中で苦闘する人間の視点に立ち、「戦争」の現実や「世界」の裸の姿に肉薄しようと、日々戦うジャーナリストたちがいる。気鋭のフォトジャーナリスト集団JVJAの参加者を中心に一三人の「映像」と「文章」を通じて、現在進行形の世界の姿を見つめてみたい。

目次

広河隆一「フォトジャーナリストとして生きる」
古居みずえ「追われるパレスチナ難民―パレスチナ/バグダッド」
土井敏邦「圧殺される小さき声を拾って」
亀山亮「戦争、悲劇の連鎖」
山本宗補「マイノリティーの視線で見る」
桃井和馬「『グランド・ゼロ』後の憂鬱」
林克明「閉ざされた声を聞く」
森住卓「今を伝えたくて―イラクから沖縄へ」
豊田直巳「虚構に彩られる戦争のなかで」
小林正典「命を見つめて」
佐藤文則「ハイチ、繰り返される悲劇―独立200周年を迎えて」
綿井健陽「九・一一同時多発テロ事件を追悼する前に……」
大石芳野「人間と認めないのか」

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社トリスタの提供する「読書メーター」によるものです。

職商人

16
古本屋で購入。2005年刊。9年を経て時代は深刻さを増している。加えて、日本では東日本大震災、東電福島第一原発事故があった。何故、治世者達は民衆を欺いて戦争をし、原発を作るのか。戦争や事故で犠牲になるのは民衆達。前線の兵士も民衆である。安全なところにいて戦争を仕掛ける者達は真実を隠して民衆同志を戦わせ、安全神話を言いのり、犠牲者達を隠す。マスメディアにくみしないフォトジャーナリスト達のレンズは民衆の現実、真実をとらえる。画像の背後にある権力者達の欲望に激しい憤りを感じる。怒りを忘れてはならないと思った。2014/05/02

かもめ通信

13
2004年の1年間、信濃毎日新聞に毎週1回掲載された52本の記事と写真をまとめたものなので、情勢としては少し古くなっているものもあるが、それでも、今に通じるものが沢山あり、充分読み応えもある。一つ一つの記事はコンパクトにまとまっているので、一気に読み上げる必要もなければ、どこから読んでもよい。13人のフォトジャーナリストが様々な国と地域の様々な問題に真摯に向き合いながら、そこに生きる人びとの姿を文字と写真で映し出す。紛争地域も多いが、凄惨な写真はない。あるのは、懸命に生きる人びとの姿だった。 2014/07/28

更紗蝦

9
2005年に出版された本ですが、書かれている内容は「既に済んだ事」ではなく、「過去から現在までずっと続いている事」です。「加害者は被害者を隠す。ゆえに被害者はジャーナリストの手を借りて何とか被害を伝えようとする。それが次の被害を防ぐ唯一の道だからだ」(17p)という広河隆一氏の言葉が心に重くのしかかります。「忘れる事」「知ろうとしない事」は、加害者への荷担に他なりません。2014/07/28

マッピー

4
13人がそれぞれに3~4枚の写真に新書で2~3ページ分の文章をつけて紹介。 本来それだけで伝える力をもった写真につけられた文章は、その国の歴史であったり、写真の後日談であったり。 淡々と書かれた文章もあれば、熱い文章もあり。 でも、どの写真も、この世界の現実。 どの写真も、苦しくて胸がつぶれそうになる現実。 アジアで、アフリカで、ヨーロッパで、内戦や紛争が後を絶たない。 命の危険はもちろんのこと、たとえ生き残ったとしても生き延びる困難は付きまとう。 この本から受け取った思いはとても重い。 2016/08/29

ゆう

4
国家が引き起こす戦争でほとんど取り上げられることのない民間人のいつまで続くかわからない、想像できないほど大きな犠牲、戦争から戻った兵のその後の苦悩、何の罪もない幼い子供に起きる悲劇、戦いが表向きは終結しても肉体や心に刻まれた傷は世代を超えて受け継がれていく…写真1枚にその説明や被写体への想いが数ページ、普通であれば簡単に読み終わるボリュームなのに1つ1つの問題をを消化するのに時間がかかり中々頁をめくれなかった。2012/06/26

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