集英社新書
両さんと歩く下町―『こち亀』の扉絵で綴る東京情景

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 247p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087202656
  • NDC分類 291.36
  • Cコード C0279

出版社内容情報

コミックス累計発行部数1億5000万冊をこえ、少年ジャンプ誌上最長28年間の長期連載を誇る『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の両さんを主人公にした下町ガイド。昭和30年代からの懐かしい下町を『こち亀』の絵で見せ、ヴィジュアル的にも楽しめる1冊。

内容説明

横丁、踏切り、川端、橋、神社…。『こち亀』の愛称で親しまれる週刊少年ジャンプの人気連載『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の扉を飾った、普段着の下町風景。葛飾区亀有で生まれ育ち、昭和30年代からの下町の変遷を見つづけてきた作者が、『こち亀』の舞台となった街を再訪し、その地への思いと取っておきの話を綴っていく。作者自選のペン画集にして極私的下町ガイド、そしてメイキング・オブ『こち亀』の三つの顔を持った画期的新書。山田洋次監督との初対談「葛飾に愛をこめて」を特別収録。

目次

第1歩 亀有回想
第2歩 千住、浅草、行き帰り
第3歩 隅田川界隈
第4歩 上野七変化
第5歩 超神田寿司の神田へ
山田洋次×秋本治特別対談 葛飾に愛をこめて

著者等紹介

秋本治[アキモトオサム]
1952年東京生まれ。76年、『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の連載が週刊少年ジャンプで始まり、まんが家デビュー。同作品は96年に一〇〇〇回を超え、少年まんが連載の最長記録を現在も更新しつづけている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

HANA

56
こち亀作者の案内で巡る東京下町。下町散歩であると同時に、著者の子供時代のエッセイであると同時に、こち亀創作秘話としても読める一冊で三度美味しい造り。柴又が舞台になった時、こっそり寅さんが書かれてたって知ってました?基本左頁が下町を描いた扉絵になってるので説明と同時に情景を楽しむ事も出来るし、描かれているのが90年代から0年代初頭な為、当時の風景を楽しむ事も出来る。場所の説明と同時にそこが舞台となった回も紹介されているのだが、自分でも驚くほどその内容を覚えていた。やっぱ物心ついた時から読んでいたからなあ。2016/10/18

mitei

44
こち亀の著者が自らの下町の思い出をだしている一冊。しかしよくそこまで昔のことを覚えているなぁと感心した。2012/11/10

akihiko810/アカウント移行中

30
秋本先生が、『こち亀』本編の舞台になった場所や扉絵で描かれた東京の下町を案内する。印象度A  亀有、千住、浅草、墨田川、上野、神田。「こち亀」で描かれた東京下町。本書は04年の本だが、当時はこんな下町風景が残っていたのだね。当時でも消えつつある感じだったらしいが、今も残っているのだろうか?異国情緒があって素晴らしい。 「寅さん」の山田洋二監督との対談付き。 下町文化を伝える「こち亀」は、あらためて素晴らしい漫画なのだと再確認した。2023/08/02

TSUBASA

20
『こち亀』の本編の舞台になった場所や扉絵で描かれた東京の下町を案内する。千住、浅草、上野あたりは子供の頃から歩き回ったところなので、改めてこち亀で沢山取り上げられてたのを見ると嬉しくなる。下町に馴染みのある方は道を思い描きながら楽しめるし、あまり知らなくても見どころをこち亀のエピソードと絡めて紹介してくれている。2020/10/04

河瀬瑞穂@トマト教司祭枢機卿@MMM団団長

13
擬似下町散歩。秋本先生の愛がこもった一冊。なにより自作「こち亀」に対する愛が、根底に強く流れていました。とても素敵な一冊。2013/02/16

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/435602
  • ご注意事項