集英社新書<br> 生き物をめぐる4つの「なぜ」

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生き物をめぐる4つの「なぜ」

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  • サイズ 新書判/ページ数 228p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087201680
  • NDC分類 481.7
  • Cコード C0245

内容説明

発光生物は何のために光るのか。雄と雌はなぜあるのか。角や牙はどう進化したのか…。生物の不思議な特徴について、オランダの動物行動学者ニコ・ティンバーゲンは、四つの「なぜ」に答えなければならないと考えた。それがどのような仕組みであり(至近要因)、どんな機能をもっていて(究極要因)、生物の成長に従いどう獲得され(発達要因)、どんな進化を経てきたのか(系統進化要因)の四つの要因である。これらの問いに、それぞれ異なる解答を用意しなければならない。本書は、雌雄の別、鳥のさえずり、鳥の渡り、親による子の世話、生物発光、角や牙、ヒトの道徳という、生物の持つ不思議な特徴について、これら四つの要因から読み解くことを試みる。知的好奇心あふれる動物行動学入門。

目次

はじめに 四つの「なぜ?」ということ
第1章 雄と雌
第2章 鳥のさえずり
第3章 鳥の渡り
第4章 光る動物
第5章 親による子の世話
第6章 角と牙
第7章 人間の道徳性

著者等紹介

長谷川真理子[ハセガワマリコ]
東京生まれ。東京大学理学部卒。同大学大学院理学研究科博士課程修了。早稲田大学政経学部教授。専門は動物行動学、行動生態学
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ローレンツ🐾

26
【雄と雌】、【鳥のさえずり】、【鳥の渡り】【光る動物】、【親による子の世話】、【角と牙】、【人間の道徳性】これらのテーマごとにニコ・ティンバーゲンの四つのなぜ(①至近要因、②究極要因、③発達要因、④系統進化要因)を用いて紐解いていく。著者は動物行動学の権威。一般向けに書かれた書籍としてはとても面白かった。また、読者自身に考えさせようとするスタイルも好感。生物学に限らず【なぜ】を追求するのはとても面白い!2022/07/30

Pirocchi

23
痒いところに手が届く本。それほんと気になってたー!というところが書いてある。専門書ほどではないので、生物が大の苦手でもとても楽しく読める本。後半につれ「それはまだわかっていない」が多く、人類がこれだけ時間をかけてもわからないんだ、と驚いた。やはり自然とは人間を凌駕するものであり、人智に及ばないこともたくさんある。だからこそ面白い。この著者の他の本も読もうと思う。2017/04/13

Tomomi Yazaki

19
題名にある4つのなぜとは謎ではなく、なぜを解く為の手法でした。この本を手にした理由は単純に、生物界の世界の七不思議的な話かと思ったからなので、ちょっと期待外れ。性の問題やら鳥の渡りの話など、今までの通説から何も変わらない内容でちょっとガッカリ。結局、今までの説を著者がわかり易い方法と思っている4つの謎解きで説明しているだけで、何一つ新しい説や考えはない。結論も、まだわかっていないだとか、かも知れませんだとか、はっきりしない終わり方にフラストレーションが溜まる一方の、立ち位置が曖昧な書籍でした。2020/01/26

Arisaku_0225

13
すっごく面白い。著者の専門である行動生態学では、「ディンバーグの4つのなぜ」という生物の見方があり、すなわち①その行動が引き起こされる直接の要因は?②その行動は、どのような発達(過程)で獲得したか?③その行動はどんな機能があるから進化したのか?④進化の過程で、どのような祖先から出現してきたのか?、という4つの疑問があるする考え。本書はそれに倣って、オスとメス、鳥のさえずりや渡り、生物発光、子の世話、角と牙などを4つの見方で捉え直す。一見すると無意味だったり非効率的に見えるそれら行動にも意味があると骨の髄→2023/10/16

はまななゆみ

13
なぜオスとメスが存在するのか。遺伝子が交わることで、より強い種になっていくから。そのために、多大なエネルギーをどの腫も費やしている。人間も含めて。とても哲学的で興味深かったです。2016/07/08

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