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集英社新書
寺田寅彦は忘れた頃にやって来る

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  • サイズ 新書判/ページ数 238p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087201444
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0223

内容説明

寺田寅彦は実験物理学者にして文筆家。「天災は忘れた頃にやって来る」という格言を吐き、一方で多数の科学エッセイを書いて大衆の心をつかんだ。茶わんの湯、トンビと油揚、金米糖といった身近な話題を通して、自然界のぞっとするような奥深さを見せつけてくれたのである。明治に生まれ、昭和に没したが、その鋭く豊かな着想は永遠のものであり、混迷の二一世紀にあって、あらためて注目されることを願う。夏目漱石、正岡子規といった文学者との交流も懐かしい。高知、熊本、東京にまたがる生涯と魅力的な人物像を追う。

目次

1 寺田寅彦は忘れた頃にやって来る
2 赤門教授のステイタス
3 小説に描かれた寺田寅彦
4 一生つづく「電車の混雑」
5 随筆家としての出発
6 大地震の体験
7 科学の花園
8 物理学を志願した頃
9 ゆかりの地・熊本と高知

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社トリスタの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

39
あらゆる分野の不思議に首をつっこみ、研究にまい進した寺田寅彦。彼の著書も積んであるのを思い出したので読んでみようと思う。当時としてもとても変わった、そして優秀な人物だったに違いない。2015/06/26

shinano

18
寺田寅彦人物伝・著作の入門書で、漱石門下の中でも妙味異彩の人であることがわかります。この人の随筆は本当に面白いし良質だと思います。引用されているのは僅かですがそれだけで是非随筆集を読んでみたくなる。夭逝してしまう不運な最初の妻が残してくれた長女が、その母と同じ様に同じ場所で楽しく陽気に団栗を拾う姿に、亡き妻を想う寅彦の随筆「団栗」の引用は涙目になってしまった。漱石に「俳句とは一体どんなものですか」と尋ねてから俳句世界へ入り込み、漱石と子規という巨人を師に得たことにも寅彦の異彩が放射されていたのか。2010/06/18

Ted

4
'02年5月刊。△寺田寅彦の人物像がコンパクトに分りやすく纏まっているので、初めて知る人には恰好の入門書。馴染みのある人が読んでも充分に面白い内容。書名は勿論、寅彦の言葉とされている『天災は忘れた頃にやってくる』の捩りである。あの気難し屋の漱石と波長が合うだけでも相当な人物だということが分かるが、「あまり頻繁にいらっしゃるけど、寺田さんは手土産ひとつ持って来たことがない」と、正直だけが取柄だった漱石の細君から厭味を言われたらしいエピソードからも、その、どこか飄々としたような人柄が偲ばれる。2015/07/27

4
夏目漱石関連から興味を持って読んでみましたが、寺田寅彦をある程度知っていることが前提のようでした。思考の飛び方とか面白い人っぽい。2011/02/14

abenatsu

4
面白くて,一気に読んでしまった。寺田寅彦の随筆からの引用がふんだんにあって,改めてその感性(自然観察力)に感銘。2007/10/12

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