集英社新書<br> 賭けに勝つ人嵌る人―ラスベガスと日本人

集英社新書
賭けに勝つ人嵌る人―ラスベガスと日本人

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  • サイズ 新書判/ページ数 221p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087201352
  • NDC分類 368.6
  • Cコード C0276

内容説明

カジノの街として知られ、発展し続ける都市ラスベガス。訪れる日本人旅行者の数も、年々増える一方だ。しかし、自国内に合法的なカジノがないこともあり、多くの日本人がラスベガスでは苦い思いをしている。日本人が陥りやすい過ちとは何か?賭けで日本人が勝つためにはどうすればよいのか―。本書は、詳細なラスベガス取材と人間観察に基づきながら、特に日本人ビギナーのために、「天・地・人」の観点から、ギャンブルで勝負を決めているものは何かという、永遠の問いを読み解こうとする。勝つ人と負ける人の差はどこから生じるのか、豊富な事例をもとに追究していく。賭けの快楽を知るための、楽しく読める実践的処方箋。

目次

第1章 地の巻―「地の利」を知って勝つか、知らずに負けるか(成功と失敗の宝庫;勝とうとさえ思わない人―本気で勝つ気がないならラスベガスに行くな;二つ三つと財布を使い分けない者は、大ケガをする ほか)
第2章 人の巻―「人の運」を呼び込んで勝つか、逃して負けるか(チャンスのすぐ側にいるのに気づかない人;チャンスとは、いつも思いがけないところにあるもの;運がいいか悪いか―「楽しそうじゃない顔をしてたら、まずダメよね」 ほか)
第3章 天の巻―「天の時」とは勝負所、見極めて勝つか、逃して負けるか(見えないところにこそ勝負所がある―日本人に立ちはだかる「ブラフ(bluff)」
勝負の「旬」にこそ、全てを賭けよう
勝つための基本は「ピークを撃つ」こと ほか)

著者等紹介

松井政就[マツイマサナリ]
1966年長野県生まれ。中央大学法学部卒。作家・ジャーナリスト。賭けに関する研究を行う組織「宝くじ地震研究所」所長。取材・執筆活動の傍ら、自身もカジノプレイヤーとして海外を転戦。専門は賭けをテーマにした社会学。日本カジノ学会会員
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yc

10
「これで来なかったらもう俺の旅行は終わりだよ」黒に2000ドルかけた日本人大学生は友人に空の財布を見せる。8回目の赤が出て、卒業旅行のために貯めた3500ドルはたった3ゲームで失われたーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーすごく面白い。駄目なタイプの賭けの考え方がゴロゴロと載っており、勉強になる。賭博場では人智を超えた力が働いており、一般的な確率論を更に超えた考え方が必要になる。「ラスベガスでは勝ちにも負けにも全部理由があるんだ」2023/04/05

aki

2
最近、違和感を感じることが多かったので再読しました。ラスベガスのことを書いた本ですが、日常生活にもあてはまるところは多いような気がします。基本、賭け事はしないですが、何度も読むに値する非常にいい本です。2022/12/31

ふーいえ

2
ギャンブルが形成する文化、能力はありそう。2018/05/28

メイロング

2
植島さんの弟子! なるほど、納得! 経験に裏づけされた主張がこんなに面白いなんて。読み終わるとラスベガスから帰ってきた感じがするあたりは、まるで紀行文のよう。全編で日本人ディスりまくりだけど、現地ではそんなにひどいのか。いろいろメモして手元に残しておきたい本。2013/02/11

わ!

1
さて変わった話題の本である。いや…多分、そのつもりで探してないから知らないだけで、ギャンブルのことを書いた本は、探せばたくさんあるのではなかろうか?著者の松井さんは、世界をまたにかけたカジノプレイヤーらしい。私としては、ギャンブルは一度は嵌ったほうが良いと思う。自分の欲・執着心が、エゲツないほどよく分かる。それが自分の弱さであり、情けないところであるが、そういう自分の部分は知っておいて損はしないだろう。そしてその抜け出し方も…2013/08/02

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