集英社新書
自分を活かす“気”の思想―幸田露伴『努力論』に学ぶ

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  • サイズ 新書判/ページ数 221p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087201185
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0210

内容説明

西欧流の科学・技術万能主義が行きづまって久しい二十一世紀を、真に幸福に生きるために、われわれはどうすればよいのか?著者は、幸田露伴の『努力論』をとりあげ、そこに書かれている“気”のはたらきを中心とした東洋の思想を、現代のわれわれを対象にして考え、さらに深め、これこそが日本人にとって最もふさわしく、自然な生き方だと説く。大変革の時代を生きぬくための知恵とヒントに充ちている。

目次

「努力」ということ
自己の革新
幸福をつかむ知恵
努力を積む効果
物を学ぶ四つの目的
日常を生きる知恵
「気」を率いる生き方
さまざまな「気」の働きよう
「張る気」はいかにして起ってくるか
本当の自分を養う
露伴が語る東洋思想の真髄
宇宙の中の「気」の動き

著者等紹介

中野孝次[ナカノコウジ]
1925年千葉県生まれ。東京大学文学部独文科卒業。国学院大学教授を経て、作家活動に入る。『ブリューゲルへの旅』で日本エッセイスト・クラブ賞受賞、『麦熟るる日に』で平林たい子文学賞受賞(以上河出文庫)、『ハラスのいた日々』(文春文庫)で新田次郎文学賞受賞、『暗殺者』(岩波書店)で芸術選奨文部大臣賞受賞
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