集英社新書
オペラ楽園紀行

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  • サイズ 新書判/ページ数 217p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087200935
  • NDC分類 766.1
  • Cコード C0273

内容説明

オペラが空前の人気を博し、多くのオペラ劇場が誕生した十九世紀ヨーロッパ。それは同時に、人々が楽園に熱烈な憧れを寄せ、その想いを非日常の世界であるオペラの舞台に投影していった時代でもあった。厳しい現実から懸命に逃れようとする一方で、彼らがむさぼるように夢見た楽園とは、いったい何だったのだろうか。『カルメン』、『魔弾の射手』、『椿姫』、『タンホイザー』―“オペラの時代”が生みだした様々なかたちの楽園を、ひとつひとつ旅してゆくことにしよう。

目次

序章 蘇る楽園
第1章 『カルメン』
第2章 『魔弾の射手』
第3章 『椿姫』
第4章 『アフリカの女』
第5章 『タンホイザー』
第6章 『アラベッラ』
第7章 『ヴォツェック』

著者等紹介

小宮正安[コミヤマサヤス]
1969年東京生まれ。東京大学大学院欧米系文化研究専攻博士課程満期単位取得。現在、東京芸術大学、中央大学、立教大学で非常勤講師を務める。専門はドイツ文学、ヨーロッパ文化史
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