内容説明
いま甦る古代日本の精神世界。太古の人々は森のしじまに神の声を聴いた。その生活を心の側面から見事に活写する。
目次
古代思想の原点(金関 恕)
「まじない」と「うらない」の世界―古代人の宗教生活の歴史(金関 恕)
生者と死者の織りなす古代―ストーンサークルから太朝臣安万侶墓に至る道(水野正好)
土器文様が語る縄文人の世界観―装飾性文様・物語性文様にこめられた心(小林達雄)
日本古代の道教的信仰―鬼道および神仙思想・道術(和田 萃)
古代神が宿った玄海の孤島―「海の正倉院」沖ノ島の祭祀遺跡(弓場紀知)
王権守護の神、伊勢の神宮―祭りに秘められた“天皇の社”の謎(岡田精司)
飛鳥寺の劇的な出現―古代日本を揺るがした仏教の伝来(田村円澄)