講談社学術文庫<br> アーネスト・サトウの明治日本山岳記

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講談社学術文庫
アーネスト・サトウの明治日本山岳記

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  • サイズ 文庫判/ページ数 288p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062923828
  • NDC分類 291.09
  • Cコード C0121

内容説明

幕末維新期に通訳官として、明治中期には公使として来日したアーネスト・サトウは、登山家としても大きな足跡を残した。北海道から九州、八丈島まで訪れたサトウの厖大な著作から、本書では富士山や日本アルプス、高野山、日光などの旅行案内と旅日記を抜粋。すでに失われた登山道や、素朴な人々の姿が味わい深い。詳細な登山ルートと地図も収録。

目次

富士とその近隣
ディキンズと富士山へ(一八七七年)
越中と飛騨
日光から金精峠・尾瀬・八十里越を経て新潟へ
吉野―大峰・弥山・釈迦ヶ岳
吉野から天ノ川渓谷を経て高野山へ
高野山から山越えで熊野へ
悪絶・険路の針ノ木峠と有峰伝説(一八七八年)
秘境奈良田から南アルプス初登頂(一八八一年)

著者等紹介

サトウ,アーネスト・メイスン[サトウ,アーネストメイスン] [Satow,Ernest Mason]
1843‐1929。イギリスの外交官。1862年に通訳として、1895年に駐日公使として来日。自叙伝『一外交官の見た明治維新』は重要史料

庄田元男[ショウダモトオ]
1933年東京生まれ。横浜国立大学経済学部卒業。電源開発(株)等に勤務のかたわら、アーネスト・サトウを研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

出版社内容情報

富士山、日本アルプス、高野山、日光と尾瀬。数々の名峰を歩き、日本の近代登山の幕開けに寄与した幕末明治のイギリス外交官の旅日記アーネスト・サトウの名は、幕末から明治の日本に赴任したイギリスの外交官としてよく知られているだろう。サトウは、幕末維新期には通訳官として活動し、いったん帰国した後、1895年(明治28年)には駐日公使として再来日を果たした親日家であった。サトウの自叙伝『一外交官の見た明治維新』は、いまも維新史研究の重要史料とされている。
 しかし、サトウが、ウォルター・ウェストンやウィリアム・ガウランドと並んで、もしくは、むしろ彼ら以上に、日本の「近代登山の幕開け」に大きく寄与した人物であったことを知る人は案外少ないのではないだろうか。本書は、そうしたサトウの登山家としての仕事を、彼の残した著作から抜粋し、編集したものである。
抜粋・編集にあたっては、サトウが克明に記していた手書きの「旅日記」(邦題『日本旅行日記』平凡社東洋文庫)と、彼が欧米人向けに執筆したガイドブック『中央部・北部日本旅行案内』(邦題『明治日本旅行案内』平凡社)を底本とした。『日本旅行案内』は、東京近郊はもちろん、北は北海道・青森から、南は長崎・鹿児島までを網羅し、六十余の旅のルートを紹介した大部なものだが、それらのなかから本書では、富士山や日本アルプス、日光と尾瀬、吉野と熊野など、現代の日本人にも人気のある観光地、世界遺産の地を選んで掲載した。本書に描かれる明治期の登山道は、現在ではすでに廃れて使われなくなっていたり、また逆に今もほとんどそのままと思われる景色も読み取れるなど、おおいに興味をそそられるものである。詳細なルート案内と地図も掲載。

富士とその近隣
  概説
  須走口からの登山
  須山口からの登山
  村山口からの登山
  吉田口からの登山
  人穴口からの登山
  御中道
  富士山頂
  山麓の周遊
  富士下山後の復路
ディキンズと富士山へ 一八七七年
越中と飛騨
  概説
  大町から針ノ木峠を越えて富山へ
  立山下温泉から富山
  立山
  槍ヶ岳
日光から金精峠・尾瀬・八十里越を経て新潟へ
吉野 大峰・弥山・釈迦ヶ岳
吉野から天ノ川渓谷を経て高野山へ
高野山から山越えで熊野へ
悪絶・険路の針ノ木峠と有峰伝説 一八七八年
秘境奈良田から南アルプス初登頂 一八八一年

訳者解説 黎明の日本アルプス

アーネスト・メイスン・サトウ[アーネスト・メイスン サトウ]
Sir Ernest Mason Satow 1843-1929年。イギリスの外交官。1862年には通訳として、1895年には駐日公使として来日。自叙伝『一外交官の見た明治維新』は重要史料。他に『アーネスト・サトウ公使日記』など。

庄田 元男[ショウダ モトオ]
1933年東京生まれ。横浜国立大学経済学部卒業。電源開発株式会社等に勤務のかたわら、アーネスト・サトウの足跡を研究。著書に『日本アルプスの発見』、訳書にサトウ『明治日本旅行案内』(全3巻)、『日本旅行日記』(全2巻)、B・M・アレン『アーネスト・サトウ伝』など。

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