講談社現代新書<br> 上司の「いじり」が許せない

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講談社現代新書
上司の「いじり」が許せない

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  • サイズ 新書判/ページ数 184p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062884693
  • NDC分類 366.3
  • Cコード C0236

出版社内容情報

上司の「いじり」「かわいがり」に苦しむ部下はなぜ多いのか――現代ビジネスで大きな反響を呼んだ連載、待望の書籍化。「いじめ」と「いじり」の最も大きく違うのは、「いじめ」は被害者に対して悪意を持って行われるものですが、「いじり」は加害者側が被害者に対し「愛ゆえの行為」「良かれと思ってやっている」点です。しかし、「いじり」の被害者は、加害者の思いも寄らないほど精神的にダメージを受け、「線路に飛び込みそうになった」り(取材した某一流企業勤務総合職女性のコメント)します。
本書では、日本でおそらく初めて職場における「いじり」について真っ正面から向き合い、実態調査し、問題提起します。「いじり」の被害者はもちろん、「自分も加害者かもしれない」と思い当たる節のある多くの読者の方に手に取っていただけたらと思います。

中野 円佳[ナカノ マドカ]
著・文・その他

内容説明

時として「いじり」は「いじめ」よりも残酷なハラスメントになる。上司や同僚は言う。「愛情の裏返し」「可愛がられている」…本当にそうか?

目次

第1章 いじりの実態 何をいじるのか(「愛あるいじり」はいじられる側にどう映っているか;職場でのいじりに「私だって傷ついている」 ほか)
第2章 いじりの効用 なぜいじるのか(金融や営業でいじりが多いのはなぜか;新入りのための「通過儀礼」 ほか)
第3章 いじりの構造 なぜ加速するのか(感染し、増幅される「いじり」;「怒るのはサムイ」の刷りこみ ほか)
第4章 いじりの帰結 何をもたらすのか(いじりが心身を削る;最悪のケースとしての自殺・自殺未遂 ほか)
第5章 いじりの対策 どうしたらいいのか(「いじり=ハラスメント」言語化の意義;学校現場でのいじり対策 ほか)

著者等紹介

中野円佳[ナカノマドカ]
フリージャーナリスト。1984年生まれ。東京大学教育学部を卒業後、日本経済新聞社に入社。育休中に立命館大学大学院先端総合学術研究科に通い、同研究科に提出した修士論文をもとに2014年9月『「育休世代」のジレンマ』(光文社新書)を出版。シンガポール在住。女性のスピークアップを支援する「カエルチカラ言語化塾」、海外で子育てとキャリアを模索する「海外×キャリア×ママサロン」を運営。東京大学大学院教育学研究科博士課程在籍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ネギっ子gen

48
Web『現代ビジネス』の「コイツには何言ってもいい系女子」連載時より愛読。聞き取りにて構成。他書の引用多し。<日本人は、あまりにも我慢をしすぎていないか。色々な問題で泣き寝入りさせられている人たちがいる。もっと、嫌なことは嫌って言っていい。言えないならそこから逃げてもいい。言葉にすること、逃げるという行動を起こすことが、目の前の問題を変える力になる>。その通りだ。本書を書くきっかけともなった、高橋まつりさんの過労の末の自殺についての言及もある。彼女の悲劇を風化させてはいけない、と本書を読んで改めて思った。2019/12/10

hatayan

47
「いじり」はコミュニケーションの手段なのかいじめよりも陰湿なハラスメントなのか、判断する際に見過ごされがちな視点を提供する一冊。主に総合職として働く女性を想定した構成ですが、職場や学校のような同調性が高い環境では、被害者が「イジられる」キャラをあえて演じることによって自己肯定感を得ようとすること、男性は弱音を吐きにくく教育されているためにいじりが男性に与える影響は隠されがちとの指摘には刺さるものがありました。組織の風土をすぐに変えることが困難と認めつつも、違和感に声を上げることの大切さを説きます。2020/11/26

イトノコ

33
図書館本。日本の職場で公然と行われている「いじり」とは何か、その背景・影響・対策について解説。/「我ながらなんで借りたんだ…?」と思ったが、なかなか興味深い内容であった。「いじり」の「いじめ」との違いは、加害者に悪意がなく、むしろ仲間意識があること。そして被害者も自分から進んでいじられている場合があること。だがそれゆえに拒絶しづらく(拒絶すると「冗談なのにノリ悪いな」「空気読めよ」など)、徐々に被害者のメンタルを削っていく。こんな中高生みたいなノリを引きずる社会人が溢れているかと思うと絶望的だな…。2020/10/23

スノーマン

29
朝から起きて通勤して仕事するだけで疲れるのに、こういうことで更に疲れる環境にいるってね。この国、こんなんで一体どうなるんだろと不安になる。私が働いていた頃の自分の立ち位置を振り返ると、確かにこの『何言ってもいい系』になっていたんだろうなと。はっきり言ってそんなに空気を読むタイプではない私でも、その場に合わせて行動させる団体の力というか、『ここではこれが当たり前』と思わせる力って、本当恐ろしい。2019/08/22

ジュリアンヌ

18
自分に重なるところが多々あり、知らずに傷ついていたんだなと感じた。自分の身を守るのは自分、自分を守る行動を、と身近な人から言われることが多い。本作でも、まずは嫌なことはNOと自分から発信する、とあった。なかなか難しいと思う。長時間労働で判断力が落ちた脳でそんなことはなかなかできることではない気がする。2019/05/06

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