内容説明
「反日」暴動は歴史からの警告だった!!古代史以来の“中国文明コンプレックス”がハラリと落ちる、衝撃の日中関係史。
目次
プロローグ 中国に近づくと、必ず「国乱れる」日本史の法則
第1章 「脱・中国」から始まった日本民族の国造り
第2章 仏教に隠された大和朝廷の対中国=世界戦略
第3章 中華を超えて、独自の「日本文明」が誕生
第4章 「脱亜入欧」による明治国家の自立
第5章 満州は本当に日本の「生命線」だったのか
第6章 戦後の経済成長は中国なしで成し遂げられた
第7章 二つの「聖域」で対立せざるをえない日中の宿命
第8章 中国経済は日本の救世主となれるのか?
第9章 やがて始まる、米中「最終対決」の時代
最終章 日本および日本人へ贈る、三つの提言
著者等紹介
石平[セキヘイ]
1962年、中国四川省に生まれる。1984年、北京大学哲学部を卒業。四川大学哲学部講師を経て1988年に来日し、神戸大学大学院文化学研究科博士課程修了。1995年より民間研究機関に勤務の後、日中問題研究家として執筆・翻訳活動を展開している
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感想・レビュー
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James Hayashi
22
面白い視点。過去、中国と関係の深かった時期日本は不幸で停滞。天智天皇の近江朝廷、平家政権、豊臣政権、満州事変など。反対に平安時代、鎖国時代と、太平洋戦争から国交回復までの27年間高度成長した日本。参考になった反面、後半は凡庸な推測。巨大マーケットを見逃がす手はないと思うが、深入りはするなと。不確実な未来を抱える中国とビジネスをするならヤオハンの二の舞とならないよう限度を置く。国交を回復後は3兆円以上の援助をしながら反日の空気は更に強まっている。「政冷経熱」でなく「経温政涼」を勧める。2017/10/06
kawonasi
0
標題は「日中友好」であるが、著者の石平さんの主張は「日本は中国を侵略するな」である。現在軍事でも経済でも伸張著しい中国であるが、そう遠くないうちに衰退が始まり、周辺国から報復される事、もしかしたらその中心に日本がいる事を予想し危惧を覚えているのであろう。石平氏は中国と日本が競争したら軍事だけでなく経済でも敗北する未来を予想しているようである。2014/02/15
miwarin
0
タイトルは過激だが中身は「日本の歴史を振り返りつつそのときに中国とどう接点があったか」という話題2009/11/22