Kodansha sophia books<br> なぜ人間には宗教が必要なのか―今、日本人に一番役に立つ宗教教科書

Kodansha sophia books
なぜ人間には宗教が必要なのか―今、日本人に一番役に立つ宗教教科書

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  • サイズ B6判/ページ数 251p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062691925
  • NDC分類 160
  • Cコード C0314

内容説明

キリスト教とイスラム教は、どっちが侵略的?神と仏はどう違う?首相の靖国参拝はなぜ悪い?味の素事件はなぜ起きた?宗教とはどう接したらよい?etc.知りたいことの基本的考え方がよくわかる。

目次

第1章 イスラム教では、なぜ豚を食べてはいけないのか?
第2章 キリスト教、イスラム教、ユダヤ教、同じ神なのに、どこが違うのか?
第3章 キリスト教とイスラム教、どちらが侵略的か?
第4章 「神の愛」と「仏の慈悲」は、どう違うか?
第5章 神と仏はどう違うか?―キリスト教と仏教(大乗・小乗)
第6章 神道、儒教は宗教か?
第7章 死者をどう祀るか?総理大臣靖国参拝の是非
第8章 宗教は、なぜ必要なのか?

著者等紹介

ひろさちや[ヒロサチヤ]
1936年大阪府に生まれる。東京大学大学院人文科学研究科印度哲学専攻博士課程を修了。気象大学校教授を経て、現在、大正大学客員教授。まんだらの会会長。宗教評論家。宗教が特別視され疎んじられがちな日本にあって、仏教と日常の回路をつなぐ貴重な作業を続ける。難解な用語を駆使する“思想家”が流行る現在、数少ない知恵者
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mittsko

2
[新装版も出てるんだな、ボクが読んだのはこっち] 著者なりの「宗教教育」、すなわち損得勘定に支配されつくされず、損したってかまわないという器を体得することができるような「教育」を目ざす教化の一冊 イスラム教、キリスト教、ユダヤ教、仏教、神道、儒教などを 日本文化(「無宗教」とよばれる超越/内在的な価値観と世界観のゆるやかなまとまり)をベースに解説していく ベースとはすなわち、それ自体を再確認/再生産/再強化するように編まれているということ 「神さま、仏さま」への通俗倫理が焦点化される(やや仏教寄り)2013/03/30

鈴木双葉(全日本目が死んでる団団長)

1
以前、別の本を読んだ時にも思ったけど、この人ってキリスト教徒(と名乗る人々)に対して何か言いたくてたまんないらしい。その別の本に書かれていた「イスラム教の『目には目を』は一見野蛮に見えるが、実は拡大報復を禁じたもの。しかしキリスト教徒は『左の頬をも向けろ』などと言いながら、実際にやってきた・やっていることは侵略や拡大報復だ」を、なんとなく忘れられない。しかし、人を律するものは宗教以外にもあるだろうし、「宗教を持つ者だけが個人的損得を越えた利他心を持てる」のかは、私は何とも言えないな。2013/12/23

挫躯魔

0
面白かった(*´ω`*)いろいろな宗教が書かれてて、自分にあった宗教を見つければ誰でも信仰心をもてるって事が理解できた2014/06/12

らいかけい

0
表紙にあるとおり、宗教教科書、宗教学入門書としては秀逸に思えた。日本人は宗教音痴であるという前書きからも分かるように、音痴の我々にも判り易いよう(少し省略しすぎな感は否めないが)、世界三大宗教、仏教、儒教など手広く浅くその成り立ちを紹介している。比喩や引用の仕方が上手い。出来ればヒンドゥー教にも触れて欲しかった、というのが率直な感想。新装版が出版されているらしいので、そちらは購入して手元に置いておきたいと思う。2010/06/23

はこいり

0
いろいろな種類の宗教の説明がわかりやすく載せられていた。仏教の教えは、仏教徒にはもちろん、敬虔な信者以外にも通じる、うまくは言えないけれど、窓口の広い、堅苦しいものではなく、人生をより楽しく生きるための教訓、といったような印象を受けました。2020/04/08

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