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内容説明
本書は、男と女の心や体、行動の真の違いはどこに、なぜあるのかを、生物学や心理学のみならず広く多方面から検討し、多くの社会における男性優位がなぜ生じてきたかを考える。
目次
第1章 男と女
第2章 体の違い
第3章 感情の動物
第4章 脳と知性
第5章 誰が何を求めているのか
第6章 二重の役割
第7章 性行動
第8章 攻撃性と力の均衡
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kei
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脳について学んでいくのが好きな僕にとってこういった本は非常に興味深い。男女の脳の構造・作りを分析した上で、それがどうして男性支配の社会を作り上げたのかについて迫っていく作品。男女の脳にはある程度の性差が認められるが、それが優劣には値しないレベルの物、もしくは差があっても社会的役割や歴史的経緯によって作られているのではないかという内容だった。なかなか面白い内容だったが、男と女を平均的に比べてどちらが生理学的に脳が優れているかはっきりすれば良いなと思った。2015/12/29
冬至楼均
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紹介しているデータを素直に読めば男女の違いは明らかなのに、男女平等という”政治的に正しい”テーマに合わせた結論を無理やり引き出されています。そもそも原題は「男と女」で表題からしてミスリード全開ですが。2012/05/16
05tsuki
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面白いと思ったこと: 同じテストをしたときに「数学の良さを測るテスト」と言われた時は男の子が優秀で、「裁縫の良さがわかるテスト」と言われた時は女の子が優秀な成績だったこと。 ある集落には月経前症候群はなく、宣教師がそのことを教えると症状が出始めたこと。 2021/11/29