源氏物語〈巻1〉

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 296p/高さ 24cm
  • 商品コード 9784062521017
  • NDC分類 913.369
  • Cコード C0393

内容説明

瀬戸内寂聴、渾身の金宇塔。平成の「源氏物語全訳」。世界に誇る「源氏物語」の汲めども尽きぬ面白さが、目から耳から、今、すんなりとあなたに伝わる。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おでん

24
桐壺から若紫まで。 読みやすかった。夢中で読んだ。 今のところ、空蝉が好き。2020/08/04

べる

18
女御とまではいかずとも、亡き桐壺更衣に三位の位が贈られた。一途に愛されたことが辛い契りとなるなんて。長恨歌の例が挙げられ、帝の悲しみと物語の深さを感じた。二人の間に生まれた光源氏は12歳で元服。加冠役の左大臣の北の方(帝の妹宮)の姫君と婚礼の作法も行われた。しかし女君は年嵩で自分と不釣り合いだと思っていて二人の心は通わず。雨夜の品定めでは理想的な妻を選ぶことの難しさを話していた。その理想像は今に通じるところがある気がする。空蝉からは恋の辛さを知る。源氏は成しがたい恋にいつも燃えてしまうところがあるようだ。2020/09/20

miki

16
現代語訳だったので、頭に入りやすく初めて源氏物語を読むには良かった。もちろん授業の一環として習ったことはあるけれど、話が長編なだけに触れる部分がどうしても狭窄なので、こうして一から読むことで衝撃の事実が多くて、実におもしろい。特に「雨夜の品定め」では昔も今も変わらない人の心理が情けなくておかしくて。光源氏の縦横無尽に呆れつつも、物語の魅力にのめり込んでしまう。2013/07/08

扉のこちら側

11
初読。いつか読破しようと思っていた源氏物語。読みやすいという寂聴訳で読み始め。本文も巻末の資料もすらすら読めた。2012/08/03

かもめ通信

10
『源氏物語』読み比べ!!丁寧と言えば丁寧なのだが、既に語られているが為に原典では省略されている記述を、繰り返し補って語ったりもするので、全体として冗長な感じが否めない。和歌の下にフォントを換えて5行詩が添えられるのも特徴か。総じて瀬戸内寂聴の現代語訳は、口数多く、おしゃべりな印象か。2014/05/02

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/534658
  • ご注意事項