中原の虹 〈第1巻〉

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  • サイズ B6判/ページ数 313p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062136068
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

英雄たちが、大地を駆ける。
隠された王者の証「龍玉」を求めて、壮大な冒険が、いま幕を開ける。
人間の強さと美しさを描ききった中国歴史小説、刊行開始!

「鬼でも仏でもねえ。俺様は、張作霖だ」
「汝、満洲の覇者となれ」と予言を受けた貧しき青年、張作霖。のちに満洲馬賊の長となるその男は、大いなる国の未来を、手に入れるのか。
栄華を誇った王朝に落日が迫り、新たなる英雄が生まれる。

第42回吉川英治文学賞受賞





浅田 次郎[アサダ ジロウ]
著・文・その他

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

51
面白かったです。英雄たちが駆けめぐる物語。大いなる大地は誰が手にするのか。歴史の変化点に立ったようです。続きも読みます。2022/04/10

ヒデミン@もも

44
日露戦争後の満州。張作霖って馬賊だったのか。馬賊カッコいいが、いつの世も戦で犠牲になるのは女や子ども。日本人少尉吉永将のその後が気になる。2022/07/29

baba

36
再読にもかかわらず、忘れていることが多い。雄大な地で龍玉を手に入れる若き張作霖と春雷。可愛く賢い学良にも会えて嬉しい。心に鬱屈を抱えて生きていた春雷に小さな幸せが訪れ、張作霖と出会い、これからの展開が益々楽しみ。2017/01/26

akira

32
中原の虹第1段。 中学時代、恩師とのやりとりと思い出すその名「張作霖」。二十年の歳月を経てこのような形で出会う縁。 蒼穹の昴に続く待望のシリーズ。同時代の違った角度から物語は始まる。天子なく、没落の一途を辿る清王朝。諸外国からの脅威にさらされる中、時代は新たな英雄をもたらす。史実により、彼の運命を知るだけに、その過程がどう描かれるのかは非常に気になる。 人の器とは何か。学か。力か。それとも…。天の時、王道を歩まんとする時代の寵児から、目が離せない。 「鬼でも魔物でもねえさ。俺様は張作霖だ」2014/06/18

藤枝梅安

28
18世紀末の満州を舞台に、張作霖とその配下たちが活躍する物語。「蒼穹の昴」に出てきた西太后の寵愛を受けた宦官・李春雲の兄・春雷が、張作霖に雇われるところから物語が始まる。張作霖が清朝に伝わる秘宝・龍玉を手に入れるエピソードはミステリーの要素もあり、興味深い。手にする資格のないものが触ればその体が粉々になると恐れられている伝説の秘宝を手に入れた張作霖は、その龍玉を息子・学良に授ける。おそらくこの龍玉がこの物語の鍵を握っているものと思われる。この物語を理解するには先に「蒼穹の昴」を読んだ方がいいのかもしれない2010/02/08

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