メロンパンの真実

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  • サイズ B6判/ページ数 277p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062122788
  • NDC分類 588.32
  • Cコード C0095

内容説明

メロンパンは昭和6年に実用新案出願公告第934号として登録された!でも、メロンパンは大正時代からあったという!なんで?広島のメキシコ移民のみやげものか、あるいは、元ドイツ人捕虜の手になるドイツ菓子だったのか、はては日本人の奇抜な発明品なのか?メロンパンのルーツを追う。

目次

第1章 いったい何がメロンなのか
第2章 メロンパンの遠いご先祖?パン祖のパン
第3章 伝説のパン職人が帝国ホテルで焼いたメロンパン
第4章 リストラ武士が発明したあんぱんが特許に
第5章 パン屋のメロンパンと果物屋のメロンパンはどう違う
第6章 メロンパンドイツ起源説のウソ
第7章 奇妙キテレツメロンパンは実用新案だった
第8章 米国移民が広島にメロンパンを持ち帰った?
第9章 メロンパン=サンライズ?
第10章 焦土に芽ばえた新しいパン

著者等紹介

東嶋和子[トウジマワコ]
科学ジャーナリスト。1962年生まれ。元読売新聞科学部記者。筑波大学第二学群比較文化学類卒業。米国カンザス大学留学。外務省外交フォーラム外務大臣賞受賞。91年よりフリーランスで科学全般、特に生命科学、医療分野では定評がある
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kouro-hou

27
日本製菓子パン創成記。主としてメロンパンのルーツを探るという目的はあるのだが、成果はあるも結局わからないw パン自体はキリスト教伝来と共にやってくるも、元々の宗教色もあって広まったのは明治以降。兵糧として量産が始まり、海外の職人を招いて横浜などで菓子パンの歴史が始まるが敗戦で一度はリセット。そこから復興と共に全国に広まったと木村屋や新宿中村屋、敷島、アンデルセン等の製パン業大手や昔ながらのベーカリーの歴史と共に語られている。特定の起源を持たないメロンパンは原点に帰ることはできない。でもどこへでも行ける。2016/11/17

Humbaba

3
多くの人が好きなパンの一種である,メロンパン.他のパンは誰が作ったのかという歴史がある程度ハッキリとしているものの,メロンパンはそこが明らかではない.また,場所によってサンライズと言われたり,形が半球形ではなくてラグビーボール型になったりするなど,様々な側面を持っている.2012/01/10

みこよこ

2
結局メロンパンの生みの親はわからない。 私が小さいころ食べたメロンパンはマクワウリ型(オムライスの型で成形したもの)で、中に白あんが入っていた。一般的なメロンパンはサンライズと呼ばれていて、関西方面ではこう呼ばれることが多い。福井県嶺南地方は言葉でも風習でも食べ物でも関西地方の影響を受けている。今となっては、メロンパンが優勢で、サンライズって言っても通じないことのほうが多いけど。2004/03/01

とかねね

2
メロンのような形だからメロンパンという名だと思っていましたが、話はそう簡単なものではなかったです。ブームにもなり、立派な日本の菓子パンの一つであるメロンパンですが、そのルーツははっきりしていないようです。メロンパンの特許?と思われるものや、外国にあるメロンパンのようなパンを探したりとなかなか奥が深かったです。ただ時々ある例え話はよく分からなかったので流し読みましたが...。著者が科学ジャーナリストだということを読んだ後知り、驚きました。2016/06/22

takazou

2
早速1個買って食べた。2013/03/24

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