内容説明
小鳥への説教、太陽の歌…吟遊詩人聖フランシスコの言葉に、そして静かな詩の大聖堂に魅せられる。
目次
アッシジの印象
旅籠
燕
詩の大聖堂
壁画
キリスト教のルネッサンス
フランシスコとジョット
信仰をまとう
神のための道具
生涯を語る絵巻〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くみ
19
聖者といえば穏やかで思慮深い人という概念が私にはある。しかしそれは願望に過ぎないのかもしれない。フランチェスコの生涯を辿ってみると、彼の情熱を超えた執念は行動で現れる。それは狂気とも言えるだろう。小川国夫の含んだような語りがフランチェスコのエキセントリックな一面をじわじわ伝えてきて、正直ちょっと怖くなった。しかしこうやって人々に影響を与え自分の考えを貫いた純粋さと意志の力に吸い寄せられるのも分かる気もする。実際のアッシジはどんな雰囲気のところだろうか。憧れは膨らむ。2019/11/09
裏鬼門
1
初めての🇮🇹 アッシジだけを観て・祈ってきました。2021/05/03