毒きのこ・絶品きのこ狂騒記 - 山の中の食欲・物欲・独占欲バトル

毒きのこ・絶品きのこ狂騒記 - 山の中の食欲・物欲・独占欲バトル

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  • サイズ B6判/ページ数 210p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062098403
  • NDC分類 474.8
  • Cコード C0095

出版社内容情報

【内容紹介】
「人知れずたくさん採って、皆に見せびらかして食べたい!」
山に迷うかも知れない、せっかく見つけたものが毒かもしれない、それでもきのこ採りはやめられない!おそろしい中毒の実態と、隣人すらも出し抜くほどのウマイ一品をめぐる男たちのミエ比べ、チエ比べ!

Yはひと風呂浴びて汗を流し、ひとりで好きな日本酒を飲んでいるうちに、はじめて採ってきたきのこを思い出し、ふと試食をしてみたくなった。Kの言葉も気になったが、図鑑には“イグチに中毒なし”とあるし、酒の勢いも手伝ったのか火鉢に金網をのせ、柄の太さがひと握りはある、カサが開きかけのきのこをナイフで削りながら焼き、醤油をつけて食べたら、味にくせがなく、まことに歯切れもよい。
「これはウマイ!Kは俺に採られるのがイヤで、うそを教えたな。もう少しでだまされるとこだった」(中略)
嘔(あ)げるものも下すものもなくなった。のどが焼けるように痛い。ふらつきながら洗面所の水をがぶがぶ飲むと、多少落ちついてきて部屋で横になったが、吐くもののない胃の絞るような空嘔げの痛さに耐えられず、ついに医師に来てもらうことになった。──本文より抜粋

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

柄子

0
おなかいたい。いろんなイミで(笑)クサウラベニタケを小学生のとき持って帰って食べかけたことがある。良かった。2012/01/17

久守洋

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山間部に住む人々の、きのこをめぐる悲喜こもごも。天然物のホンシメジは一度食ってみたい。2009/09/26

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