虚構地獄 寺山修司

虚構地獄 寺山修司

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  • サイズ B6判/ページ数 324p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062087780
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0095

内容説明

挑発し続ける「永遠の前衛」の軌跡。「歴史なんか信じない」と自らの過去も書きかえ、“母殺し”に妄執した時代の旗手の生涯を活写する。

目次

プロローグ 死者からの手紙
第1章 神聖冒涜
第2章 「詩王子」の孤独
第3章 想像力をもった鳥
第4章 悪夢を孕む言葉
第5章 五月の別れ
エピローグ 百年たてばその意味わかる

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

harass

64
週刊誌連載を加筆訂正した寺山修司の評伝。多彩でスキャンダラスな彼の実像を追う。錚々たる関係者たちの数々と彼の著作と実際のズレ。本当の母。激しい自己主張と本当の才能を見抜く寺山。面白く思った逸話、あるフーテンは寺山の劇をたまたま観に行き、対面した寺山になにができるのと聞かれる。彼はなにも答えられなかったが、君は音楽ができそうだと寺山、ギターでもどうと。彼はギターを弾いたこともなかったが、次の日にギターを買い、猛練習をする。その後、彼は寺山の劇団「天井桟敷」の音楽を担当する。彼の名はJ・A・シーザー。良書。2018/06/11

harvest moon

0
寺山修司の評伝。寺山の出自から晩年までを描いた力作。寺山の生存中は本も読んだ事はなかったし、映画館で見た作品は「ボクサー」だけ。新宿の封切館の大きなスクリーンで見たのだが・・・。寺山には一度だけ会ったことがあり、寂しい人だなと思った。虚構と実像の中を生きた寺山はやはり天才であったのだとこの本を読んで実感した。2015/09/12

ビーフハート

0
寺山さんは自己プロデュースも上手かったのね。2002/02/25

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