内容説明
姉が大妻女子大に合格し、兄の享一が高校1年になり、わたしが小学6年になったばかりの春に突然父が死にました。父の死、兄の狂い。家族の転変と犬を描く自伝的物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takaC
47
椎名誠の私小説家的な話だから、「千葉の当時袖ヶ浦と呼ばれていた所の一番東京に近い所」は今のJR幕張駅付近ということだね、題名が巧くて深い。2014/02/11
Michi
6
犬の系譜、題名が良いですね。犬を交えた他愛の無い日常が、愛おしく綴られていてイイ感じです。2014/05/12
みゆき
4
思い出中枢を刺激されて、切ない。自分が子どものときに見ていた世界が蘇るよう。動物とともに記憶が残ってるって、案外貴重なのかも。2012/02/25
悸村成一
2
パチ、ジョン、チヨ──愛犬たちに絡めて「わたし」(≒小学生)の視点から家族の歴史・日常を描く、長編小説。図書館本。152019/01/21
KTPA
2
サイン本があった