講談社文芸文庫<br> 新編 疾走するモーツァルト

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講談社文芸文庫
新編 疾走するモーツァルト

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  • サイズ 文庫判/ページ数 318p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784061984509
  • NDC分類 762.346
  • Cコード C0195

内容説明

モーツァルトくらい、孤独と華麗、激情と蕩揺のあいだの距離の大きい音楽家はいなかった―。小林秀雄、河上徹太郎等、日本人のモーツァルト受容史を精緻に跡づけつつ、幼少期から今日迄その音楽を鍾愛し、聴き抜いたモーツァルティアン高橋英夫が、耳と心を研ぎ澄まし、変幻するモーツァルト像に迫る表題作に、「音楽的貴種流離譚」等モーツァルトをめぐるエッセイ十四篇を加え新編とする。

目次

疾走するモーツァルト(唯一者;逃走;深淵;記憶;調和;謎)
アンダンテのモーツァルト(音楽的貴種流離譚;アンダンテのモーツァルト;モーツァルト熱;日本人のモーツァルト好み;ピアノ連弾曲集 ほか)

著者等紹介

高橋英夫[タカハシヒデオ]
1930・4・30~。文芸評論家。ドイツ文学者。東京生まれ。東京大学独文科卒業。リルケ、ホイジンガ等の翻訳書を刊行する傍ら1968年から雑誌に評論を発表、批評家としてスタートを切る。70年、小林秀雄等を論じた『批評の精神』で亀井勝一郎賞を受賞。76年、『役割としての神』で芸術選奨文部大臣賞、82年、『志賀直哉 近代と神話』で読売文学賞、85年、『偉大なる暗闇 師岩元禎と弟子たち』で平林たい子賞を受賞。97年、日本芸術院賞を受賞、同年、日本芸術院会員となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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