講談社文芸文庫
人生の同伴者

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  • サイズ 文庫判/ページ数 315p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784061984462
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0195

内容説明

「日本人にとってのキリスト教」を終生のテーマとして、『海と毒薬』『沈黙』『死海のほとり』『侍』『深い河』等の話題作を生み出してきた遠藤周作。キリスト教文学研究の泰斗・佐藤泰正を聞き手に、満州での幼年期、母の存在と受洗、フランス留学時代をはじめとして、自らの文学を形成してきた体験のすべてを語り、慈愛に満ちた人生の同伴者としてのキリストという独自の到達点を提示する。

目次

東方と西方の狭間で
“沼地”の影と光
同伴者の発見
“アウシュヴィッツ以後”の悪の問題

著者等紹介

遠藤周作[エンドウシュウサク]
1923・3・27~1996・9・29。小説家。東京生まれ。幼年期、満州で育つが、両親の離婚で、神戸に戻る。カトリック信者であった伯母の影響で受洗。慶応大学文学部仏文科卒業後、1950年よりフランス留学。53年2月帰国。この留学時代が作家としての原点となる。55年、「白い人」で芥川賞受賞。主な著書に『海と毒薬』(新潮社文学賞、毎日出版文化賞)、『沈黙』(谷崎潤一郎賞)、『キリストの誕生』(読売文化賞)、『侍』(野間文芸賞)、『深い河』(毎日芸術賞)等

佐藤泰正[サトウヤスマサ]
1917・11・26~。日本近代文学研究者。山口県生まれ。早稲田大学文学部国文科卒。梅光女学院大学(現梅光学院大学)元学長。信仰と人生・文学の相関を軸に文学研究に取り組み、透谷、漱石から村上春樹まで、その対象は広い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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rokubrain

5
近代日本文学研究者、佐藤泰正氏との対談。 聞き手の佐藤氏が遠藤文学の魂の遍歴をよく引き出している。 それぞれの時期に、各々個性的な作品が出てきているけれど、 改めて俯瞰してみると、流れのなかで思索の足跡が見つかり、より味わい深い。 根底に作家として一つのテーマをずうっと追ってきたことが読者に信頼感を生む。 さらに各作品の土台となる構造力が、思考の骨太さを担保しているようだ。 個人的に宗教とは何か、小説家の仕事は?、宗教と文学、といったテーマに関して 啓発されるところが多くあった。2015/07/12

Haruka Fukuhara

0
もう少し彼の小説世界に耽溺した上で手に取った方が適切だった気がする。2017/01/27

Sumiyuki

0
遠藤周作が自らの人生、生活、文学について語った対談集。日本人にとっての具現的な神は、母親という考え。グローバルというのは、根源的、という定義。『沈黙』は神の沈黙だけでなく、歴史の表舞台から消えた庶民、特に棄教者たちの沈黙を意味する。『沈黙』に、3度目の挑戦をしようかな。2012/04/01

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