講談社文芸文庫<br> もぐら随筆

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講談社文芸文庫
もぐら随筆

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  • サイズ 文庫判/ページ数 299p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784061984431
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

内容説明

小田原の生家の物置小屋で、〓(ろう)巷の隠者としてもぐらのように暮らしながらも大切に守り通した文学への情念の炎。抹香町の私娼窟へ通い、彼女達に馴染み、哀歓を共にし、白昼の光りには見えない底辺に生きる人間の真実を綴った。六十歳にして得た若い妻との生活への純真な喜びが溢れる紀行随筆。宇野浩二、中山義秀、水上勉ら師友をめぐる思い出の記。川崎文学晩年の達成を予感させる好随筆集。

目次

1 梅干の唄(梅干の唄;海の方を向いて;柿の木と山鳩 ほか)
2 多賀の桜(多賀の桜;花びら舞う;仙石原にて ほか)
3 「私小説」の半世紀(「私小説」の半世紀;商売女を主人公に;私と読者 ほか)

著者等紹介

川崎長太郎[カワサキチョウタロウ]
1901・11・26~1985・11・6。小説家。神奈川県生まれ。小田原中学を中退して、家業の魚商につく傍ら、同郷の民衆詩人福田正夫に師事。左翼的傾向に走る。1922年上京。翌年岡本潤らと『赤と黒』を発刊。震災後アナーキズム運動から離れ、25年、徳田秋声の推挽で処女作「無題」を発表。私小説家をめざすが、不遇な時代が続く。38年、帰郷。生家の物置小屋に棲んで、創作に専念。54年、娼婦たちとの関わりを作品化した『抹香町』でブームを起こす。私小説一筋の生涯を貫いた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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りー

19
川崎長太郎晩年の徒然語りを集めた随筆集。夏の真っ盛りに部屋にこもってもぐら随筆を読むというのもなかなかオツな体験だった。老境を迎え、衰えゆく身体に倦み、天才ともてはやされたり非業の人生を歩むわけでもない苦境の物書きとして生きてゆく静けさや何でもない旅路の描写が等身大で、これといった山場もないけれども好きだなぁと思う。私小説家の随筆はほぼ私小説と変わらなく面白い。2019/08/15

かんたろー

2
私小説家の随筆ってどうなのかなと思ったがなかなか読み応えありました。海岸端の物置小屋に住み着きたい。2015/06/08

yoyogi kazuo

1
晩年の随筆集。永井荷風という随筆の中に書かれていることが、後年吉行淳之介との対談の中でも出て来る。川崎は永井荷風の玉ノ井ものは趣味性が強すぎて気に食わないというようだ。吉行も永井荷風と同類ではないか、と厳しい追及に遭っている。消える抹香町という随筆が収録されているのは価値あり。2021/05/08

Asakura Arata

1
なんとなく読み終わってしまった。 この随筆に意味は無いな。人生に意味が無いように。2014/02/06

アメヲトコ

1
著者晩年の随筆集。「抹香町」をはじめ、小田原を中心とした町の描写にいぶし銀の魅力があります。永井荷風との邂逅を描いた短文もまたいい。2016/02/07

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