講談社文芸文庫
わが子キリスト

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  • サイズ 文庫判/ページ数 224p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784061984127
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

征服地ユダヤの完全支配をもくろむローマ政府顧問官の政治的意図によって作り出された救世主、神の子イエス。顧問官の部下で、キリストの実父だというローマ軍の隊長は、ぬきさしならぬ状況の中でイエスの復活を演じることに…。独特の聖書解釈によって生まれた異色のイエス像を描いた「わが子キリスト」に、中国を舞台とした歴史小説二篇を併録。武田泰淳の政治・歴史観を大胆に映した傑作集。

著者等紹介

武田泰淳[タケダタイジュン]
1912・2・12~1976・10・5。小説家。東京生まれ。東京帝大支那文学科中退。浄土宗僧侶大島泰信の次男だが、父の師僧の武田姓を継ぐ。高校時代より左翼運動にかかわる一方、中国文学を耽読。1934年、竹内好らと中国文学研究会創設。37年、召集、中国に派遣される。44年、上海へ渡り、同地で敗戦を迎える。中国での戦争体験は作品に大きく反映される。第一次戦後派の代表的作家として重きをなした
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