講談社文芸文庫
尾崎放哉随筆集

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  • サイズ 文庫判/ページ数 223p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784061983700
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

内容説明

咳をしても一人大正十五年四月、小豆島土庄町西光寺南郷庵で死去。「乞食坊主」と呼ばれ、人に嫌われ、失意と諦観の果てに所有した無常観。定型俳句を超え、洒脱諧謔をそなえた独得の自由律俳句により、染み入るような孤独を表出する。破天荒に生きた放哉の生活・文学・思想が彷彿とする作品群。俳句・エッセイ・書簡を精選収録。

目次

俳句
随筆(初期随筆;離俗以後)
書簡

著者等紹介

尾崎放哉[オザキホウサイ]
1885年(明治18年)1月20日、鳥取県に生まれる。1909年(明治42年)東京帝国大学法科大学政治学科を卒業。1915年(大正4年)12月、「層雲」に一句が掲載。以後、「入庵雑記」など俳句・エッセイ等で活躍。1926年(大正15年)死去
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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Tonex

1
尾崎放哉といえば、エリートコースをドロップアウトして俗世間を捨て孤独に死んだ淋しい人のイメージだったが、この本の解説を読んだら、酒癖が悪く酔っ払って相手に絡んだり怒ったりするので友人に見放され会社を追われた酒乱の生活破綻者のイメージになってしまった。それにしても萩原井泉水はいい人だなあ。2013/09/17

アンパッサン

1
後半の手紙のくだりを読んでいると…。つつましやかではない、生きることに必要な何かが足りないことは知ってるけど、足りないままでいいッ! って言ってる気がする。放哉さん、そこまでしないとああいう句は作れないの? 凡人には計りきれません。2010/01/28

euthanasia

0
あゝ、居てくれたか、居てくれたのか……2012/10/16

AR読書記録

0
どうも啄木を連想します.未成熟な精神と特別な才能が同居する存在.生きることに不器用というよりは,どこか計算めいたところを感じさせる.啄木にとっての金田一が,ここでは荻原井泉水か.自由律俳句はすごくいいです.2011/09/15

桜井晴也

0
「迷つて来たまんまの犬で居る」2010/02/22

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