講談社文芸文庫<br> 作家の日記

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講談社文芸文庫
作家の日記

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  • サイズ 文庫判/ページ数 504p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784061982864
  • NDC分類 915.6
  • Cコード C0195

内容説明

一九五〇年六月、第一回カトリック留学生として渡仏し一九五三年二月、病によって帰国するまでの二年七ヵ月の刺すような孤独と苦悩に満ちた日々。異文化の中で、内奥の“原初的なもの”と対峙して、“人間の罪”の世界を凝視し続けた遠藤周作の青春。作家としての原点を示唆し、その精神を育んだフランス留学時代の日記。

目次

一九五〇年
一九五一年
一九五二年

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hiratax

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福武文庫版を読む。早稲田の虹書店の20円棚(正しくは21円)で購入。 若き遠藤青年のフランス留学記。途中、体調を崩し志半ばで帰国を余儀なくされる。行動が逐次記され、行きの船は横浜から神戸を経て、香港、マニラ、サイゴン、シンガポール、コロンボ(スリランカ)、ジプチを経てスエズ運河から地中海を横切り、マルセイユへ至る。船酔いと戦い到達した国で勉強していたはずのフランス語のヒアリングはまったくできない。ありがちな洗礼から、青年の苦悩の日々が始まる。2013/01/10

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