講談社文芸文庫<br> 愛の砂漠

講談社文芸文庫
愛の砂漠

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  • サイズ 文庫判/ページ数 262p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784061982055
  • NDC分類 953
  • Cコード C0197

内容説明

高名な医師クーレージュとその十八歳になる息子が同時に、町の有力者の愛人になっている美しい未亡人マリア・クロスを愛してしまう―地方都市ボルドーを舞台に、男と女を決定的に隔てる「愛の砂漠」、絶対的に孤立した人間の心の暗部をえぐり出した傑作。遠藤周作が深い共感を覚えつつ翻訳したこの作品は1925年のアカデミー小説大賞を受賞した。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社トリスタの提供する「読書メーター」によるものです。

みあ

92
父と息子が一人の女を同時に愛してしまった。しかしその女マリア・クロスは意外な選択をする‥‥。『テレーズ・デスケルウ』で有名な作家モーリアックが人間存在の孤独と愛欲について描ききった傑作。地方都市ボルドーを舞台に危険な三角関係を緻密な構成で創造した。神なき時代に生きることの絶対的な孤立を彼らは甘んじて受け入れなければならない。それは作者モーリアックの覚悟であり、私達読者の宿命でもある。私達は自分の中の闇に砂漠を抱えながら生きている。父も息子も女も誰一人幸せにならず、愛の渇望や放蕩に悩む最後が印象的だった。2019/03/31

刳森伸一

2
同じ女性を愛した親子を描く。最近の流行りではないかもしれないが、こういった王道的心理小説はやはり必要。2018/07/08

うたかたの記

0
これぞ王道フランス文学。マリアの心理描写も繊細で、クレージュ父子の心理描写も絶妙に相対的な移り変わり方をしている。親子の表向きな態度と深層心理がリンクしていて、それが同じ女性を好きになってしまったことで、お互い筒抜けになり自我に苦しむ。最後の親子が汽車で別れるシーンは、余韻がフワッと広がった。素晴らしい小説。2017/03/12

みやべ

0
フランスの名著を読もうキャンペーン④ テレーズデスケルヴは何度も読むくらい気に入ってるので、この機会にモーリヤックの別の作品も読もうかなと思って。2019/11/24

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