講談社文芸文庫<br> チャンドス卿の手紙・アンドレアス

講談社文芸文庫
チャンドス卿の手紙・アンドレアス

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  • サイズ 文庫判/ページ数 221p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784061975651
  • NDC分類 943
  • Cコード C0197

内容説明

19世紀末より今世紀にかけ戯曲、小説等多彩な作品を書いたホフマンスタールは、ユダヤ人、イタリヤ人、ドイツ人の混った血統と伝統の都ウィーンの文化に育まれた。「チャンドス卿の手紙」は17世紀イギリスの貴族チャンドス卿が友人にあてた手紙という形式をとり、表現とその根底にある認識を追求した作品で、「アンドレアス」と並んで現代小説の出発点である。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社トリスタの提供する「読書メーター」によるものです。

織沢

1
「チャンドス卿の手紙」を読みました。2021/08/13

Sumichika3

0
アンドレアスは、未完とはいえ、魅力に溢れる作品。ところで、主人公が早朝のヴェネチアで奇妙な紳士と出くわすシーンを読むと、リリアーナ・カヴァーニ監督の『善悪の彼岸』に出てくるグロテスクな仮面の男を思い出してしまう。ヴェネチアにふさわしいエロスと死が結び合うような滑稽でグロテスクなイメージの、何か典拠となるような表象が存在するのだろうか・・・?

netakiri nekotaro

0
〈胡桃の中の世界〉に住む者にとって、現実は混沌と死の世界です。甘い誘いや脅しめいたお説教に乗ってうかうかと外に出てはいけません。水晶玉に世界を映して眺めている内はよいけれど、一歩でも城の外に出れば王子は乞食、地獄巡りの始まりです。物を買ったり施しをしたりする形でしか他者とコミュニケーションできない「六百七十二夜の物語」の主人公は、軽い気持で外出したものの、自閉症の少女に銀貨を与えようとして拒絶され、兵士たちに酷使される馬に蹴られて死んでいきます。少女や馬にとっては、彼はどっちつかずの裏切り者なのです。2014/03/01

刳森伸一

0
「チャンドス卿の手紙」を除く4篇は夢と現実との間の垣根が曖昧模糊となる不思議な物語。「チャンドス卿の手紙」は芸術論的な掌編。いずれも硬質な文章で、比較的短い話が多いのに読むのに時間がかかる。2013/11/23

龍國竣/リュウゴク

0
俄に夢があらわれる。それが「アンドレアス」において顕著であり、他の作品では物語そのものが夢のようで幻想を孕んでいる。「チャンドス卿の手紙」が独白ならば、未完の「アンドレアス」には自己を律する要素もあったのではないだろうか。2013/03/04

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