講談社文芸文庫<br> 死の影の下に

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講談社文芸文庫
死の影の下に

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  • サイズ 文庫判/ページ数 304p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784061963498
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

無意識の記憶の突然の喚起をきっかけとして、主人公の城栄は、静岡県の田舎で伯母に育てられた牧歌的な日々の回想に誘いこまれる。早くも“喪失”の意味を知った少年は、伯母の死後、冒険的実業家の父親と暮らし始め、虚飾に満ちた社交界をつぶさに観察することになる。新しいヨーロッパ文学の方法をみごとに生かした、戦後文学を代表する記念碑的長篇ロマン。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社トリスタの提供する「読書メーター」によるものです。

G三世

7
いわゆる意識の流れを用いているのだが、意識の持ち主である城栄が知的かつ思考にかなり自覚的であるよう(流れには無自覚)に感じられることが『響きと怒り』や『灯台へ』と異なる印象を与える。『響きと怒り』の第2章に近い。意識のある人間の意識の流れを描くにはこうならざるを得ないだろうという今の私の感覚と一致してはいる。明らかに今の人格から過去を振り替えるという書き方に固執しており、過去の出来事や行動と展開される思考の次元とがアンバランスなのが面白い。けれどもその完成度が、物足りない印象を与えるのが不思議である。2020/05/02

kamiya

2
時系列が複雑なところは難しかった。プルーストの『失われた時を求めて』に影響を受けているみたいだから、そっちも読まないとな。2021/02/07

ouosou

1
死に支えられ、また死に対してある種の冷淡さが感じられる。死は祝祭ではなく折り重なるものである。2016/05/15

Ochiai Kenji

1
ふつうに劣化版プルーストだった。がっかり。2012/05/28

飯沼ふるい

0
文学史的には重要なのかもしれないけど今の時代遡ってまで読む価値あるかと問われれば首を傾げざるをえない昔の純文学……好きです。今のトガった文学とは違う良さがある。死生に対する素朴で深刻なとらわれっぷりとか。 この小説、現在の語り手が幼年期から現在までの過去を想起するという話だけど、その過程で何度も時間が飛ぶ。父の死の前後のことがあちこちに散らばり、過去がまた過去や未来の想起へのとっかかりになり、ややこしい。(続く)2019/01/03

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