講談社文芸文庫<br> 反橋・しぐれ・たまゆら

講談社文芸文庫
反橋・しぐれ・たまゆら

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  • サイズ 文庫判/ページ数 282p/高さ 16X11cm
  • 商品コード 9784061961906
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

“あなたはどこにおいでなのでしょうか”戦後間もなく発表された「反橋」「しぐれ」「住吉」三部作と、二十余年を隔て、奇しくも同じ問いかけで始まる生前発表最後の作品「隅田川」。「女の手」「再会」「地獄」「たまゆら」他。歌謡・物語、過去、夢、現、自在に往来し、生死の不可思議への恐れと限りない憧憬、存在への哀しみを問い続ける、川端文学を解き明かす重要な鍵“連作”等、十三の短篇集。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社トリスタの提供する「読書メーター」によるものです。

モリータ

16
三部作は、解説を読むと川端康成の人生と関わっておもしろいと思うのだけど、それだけ読んでも住吉物語にピンとこなかったりして良さがわからなかった。その点、「たまゆら」はすごく美しいと思った。「こいつ(瀬田)は死んだ女(治子)と肉体関係を持ったのか?」という嫉妬まじりの感情を、たまゆらを聞かせたのだろうか、と表現するのとかね。あと、曲玉を目に当てて景色を眺めて見るのは、「山の音」の、死んだ友人から手に入れた能面を顔に近づけて恍惚する場面を思い出した。2014/06/21

インフルエンザ未遂(田仲風太)

13
偶々心斎橋や難波の通りのわりかし大きめな服飾兼 書店バーカフェな洒落たスタンダードブックストアに置いていたのを発見して、心情は探していた純喫茶が似合う文豪作家川端康成の余り知れ渡れない 微妙なる共感に胃腸が痛み軋む感じです。 中身は、純作家の中でも好む方に属する川端康成の 淫靡にひっそり酒瓶を添える程度に伏せる具合の粗品具合。 雄大な幻聴を信じ込んで雨風塞ぎ精悍な顔立ちを。探している間に頭に過ぎ行く三途の川2018/10/13

抹茶モナカ

11
戦後川端康成魔界の文学の出発点。そういう価値はあるが、作品としては弱い。2013/06/20

NostalgicStory

10
川端康成の短編小説、13作品を読了。『反橋』から『隅田川』の4作品は脚注が無かったので、理解するのが難しかった。しかしその他9作品はとてもわかりやすく、親しみやすい文章であった。どの小説も淡々と続き、起伏はほとんどない物語ではあるが、生死という重いキーワードから人間の感情を浮き立たせる作風は印象深いものであった。2018/12/10

桜もち 太郎

8
13の短編集。「あなたはどこにおいでになのでしょうか」と「反橋」「しぐれ」「住吉」「隅田川」が続く。他の作品も含めてほとんどに「死」がある。それが読み手の魂に絡んできて辛いものがあった。川端康成は「死」をどのように捉えていたのだろうか。これらの作品が自身の死に繋がっているのだろうか。「北の海から」が一番好きかな。2015/02/08

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