世界の戦争 〈1〉 アレクサンダーの戦争

世界の戦争 〈1〉 アレクサンダーの戦争

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  • サイズ B6判/ページ数 325p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784061893016
  • NDC分類 209.08

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ジュンジュン

14
講談社「世界の戦争」シリーズの一冊。近年はマケドニア史研究から新しいアレクサンドロス大王が提示されているが、本書はオーソドックスなアレクサンドロス像で描かれている(刊行が85年なので当たり前だが)。従来、後日談的扱いの後継者(ディアドコイ)戦争に紙数を割いているのが嬉しい。誰かヘレニズム時代を正面から扱ってくれないかなあ?2022/12/18

ピオリーヌ

11
長澤和俊編『世界の戦争1 アレクサンダーの戦争 青年王とユーロ・アジア大帝国』読了。アレクサンドロスの征服の歴史が読みやすい文で書かれる。イッソスの戦い等著名な戦いは、図案も充実。編者はアレクサンドロスの東征の地を数度にわたって訪れたことがあり、その旨書かれたコラムも面白い。ただフィリッポスのフィリップ表記には最後まで慣れなかった。また全体的にアレクサンドロス賛美に傾斜している印象。ディアドコイ戦争末期にはエペイロス王ピュロスも登場するが、ポエニ戦争もほど近い時代というのも意外の感。2021/02/04

BIN

9
アレクサンダーの戦争と後継者戦争を解説。このシリーズの特徴として各ページの上部に補足や写真があるのはいいのだが、写真が小さくてよく見えないのがもったいない。大戦の陣形図とかあればと思っていたら、中盤にまとめてあった。どうせなら解説を記載しているところに欲しかった。後継者戦争で「ヒストリエ」のエウメネスが無双しますが、ヒストリエでそこまで続くのかちょっと心配。アレクサンダー伝説という荒唐無稽な物語があったり、他地域への影響とかも最後に書かれてるのは良かった。2017/10/29

印度 洋一郎

3
アレクサンダー大王の東方征服戦争について、概観した本。長らくギリシャ世界への侵略、干渉を続けて来たペルシャ帝国への報復戦として始まった戦争は、敵を壊滅した後も終わらず、実に十年以上もひたすら東への侵攻が継続された。なんとなく連戦連勝というイメージもあったが、ペルシャ帝国に勝利した後の中央アジアでの遊牧民族との対ゲリラ戦は拠点都市と道路を押さえる「点と線の支配」に終始し、モグラ叩きのような掃討戦に引きずり込まれていた。一体どこまでやるつもりだったのだろう。しかし、大王の急死で帝国は呆気なく瓦解する。 2022/11/22

フェイ

2
アレクサンダー大王が行った東征とその死後を解説している。第二巻のローマ人の戦争に比べれば戦闘図もある程度整備されており、戦争史で天才と上げられる大王がどのような戦術で戦い、どのような進路で東征を進めていったのかがわかる。また、文量は少ないものの大王死後の後継者達の争いや大王が残した影響等も解説されている。2016/09/03

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