講談社文庫<br> ある閉ざされた雪の山荘で

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講談社文庫
ある閉ざされた雪の山荘で

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  • サイズ 文庫判/ページ数 306p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784061859098
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

【内容紹介】
1度限りの大トリック!
たった1度の大トリック!劇中の殺人は真実か?
俳優志願の男女7人、殺人劇の恐怖の結末。

早春の乗鞍高原のペンションに集まったのは、オーディションに合格した男女7名。これから舞台稽古が始まる。豪雪に襲われ孤立した山荘での殺人劇だ。だが、1人また1人と現実に仲間が消えていくにつれ、彼らの間に疑惑が生まれた。はたしてこれは本当に芝居なのか?驚愕の終幕が読者を待っている!

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Tetchy

763
「嵐の山荘物」だが、そんな単純な物を東野圭吾は書かない。この本格ミステリお馴染みの設定に劇団員の推理劇というツイストを効かせた味付けを施す。いやはやさすがは東野圭吾というべきか。芝居なのか現実なのか?この辺のフィクションと現実との境が解らなくなっていく展開が非常に上手い。この企みに満ちた本書は『仮面山荘殺人事件』と表裏一体の設定であろう。しかしそんなミステリアスな雰囲気も真相が明かされると途端に白々しく見えてくる。とはいえ、後に『名探偵の掟』に繋がる着想の萌芽も見られて、なかなか興味深かった。2010/06/05

Kircheis

680
★★★★☆ 東野圭吾作品らしくキャラが立ってて、ストーリーもテンポよく進む。 本多に語らせた本格推理物における『東野圭吾の五戒』のラストが何なのか非常に気になる。残り4つもかなり過激な内容だっただけに、書くことすら憚れたラストは最強に批判的な内容ではないかとドキドキ。 ただラストは犯人も被害者も巻き込まれたその他の人もあれで納得できるん?て感じの間抜けな終わり方だった。個人的にはこういうエンディングも好きなんだけど…誰も救われてなくて、第2の事件が起こるのを予感させる(笑)2019/02/18

zero1

620
人は常に演じている?俳優志望の男女が乗鞍のペンションに集合。3泊4日の舞台稽古かと思われたが…。消えた人物は殺された?演出?何故この7人なのか?三人称での展開と久我の独白が間に挟まれている。団員の事故は関係ある?「そして誰もいなくなった」を思わせるクローズド・サークル。92年にノベルズが出た古い作品だが、東野の挑戦は読者にどう伝わったのか?推理小説の限界に挑んだようだが、古典的なアガサの世界から出ていない。【読者を騙す】という点でもカタルシスは不足している。国民的作家の東野なら、この程度の批判は当然。2019/11/10

absinthe

402
山荘は雪もなければ閉ざされてもいないのだが、題名に偽りはない。目の前で起こっているのは現実か芝居か?虚実入り混じった進行は秀逸。演劇を中心とした話題が続く。芝居に対する愛は伝わってくるが、本音を言えばもっともっと芝居について書き込んでほしかった。東野さんは何に対してものめり込みすぎない人なのかも。そのあたりが広く支持される理由かもしれないが。設定やオチは凝りすぎの感もあり、ズルいとか色々言う人は少なくないだろうが、absintheは大いに楽しんだ。 2020/03/09

イアン

371
★★★★★★★★★☆1992年に発表された東野圭吾の長編。稽古と称して山荘で繰り広げられる殺人劇。しかし実際に血が付着した鈍器が発見されたことで、彼らの中にある疑念が…。タイトルからしていかにも「本格」だが、オーディション合格者という立場を逆手に取った心理的クローズド・サークルの作り方が上手い。久我の独白でない部分の記述がラウンジや遊戯室など一部に限られているなど、再読すると一つ一つの記述に細心の注意が払われていることに気付く。ちなみにこのレビューも、核心部のネタバレを避けるよう細心の注意を払っています。2020/12/06

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