講談社学術文庫<br> 関東軍―在満陸軍の独走

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講談社学術文庫
関東軍―在満陸軍の独走

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  • サイズ 文庫判/ページ数 256p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784061597143
  • NDC分類 210.7
  • Cコード C0121

出版社内容情報

張作霖爆殺、満州事変、ノモンハン事件――対中国政策の尖兵となった軍隊の歴史と独走の実態。日露戦争直後から太平洋戦争終結までの40年間、満州に駐屯し、日本の対中国政策の尖兵的役割を演じた関東軍。陸軍中央の統制に背いて独走し、軍事的衝突を策した彼らの行動は、日本の運命に重大な影響を及ぼした。張作霖爆殺事件や満州事変、ノモンハン事件等の歴史的大事件を中心に、膨大な史料に基づいて、関東軍の歴史と独走の実態を描き出す。(講談社学術文庫)

第1章 生いたちと性格
第2章 張作霖爆死事件
第3章 満州の演出者たち
第4章 ノモンハンの敗北
第5章 70万軍隊の終焉


島田 俊彦[シマダ トシヒコ]
著・文・その他

内容説明

日露戦争直後から太平洋戦争終結までの四十年間、満州に駐屯し、日本の対中国政策の尖兵的役割を演じた関東軍。陸軍中央の統制に背いて独走し、軍事的衝突を策した彼らの行動は、日本の運命に重大な影響を及ぼした。張作霖爆殺事件や満州事変、ノモンハン事件等の歴史的大事件を中心に、膨大な史料に基づいて、関東軍の歴史と独走の実態を描き出す。

目次

第1章 生いたちと性格(「関東軍」誕生の陣痛;満州軍の「独立」 ほか)
第2章 張作霖爆死事件(昭和三年六月三日夜;張作霖を脅かす北伐 ほか)
第3章 満州の演出者たち(実行板垣、智謀石原;石原の世界最終戦論 ほか)
第4章 ノモンハンの敗北(新段階むかえた関東軍;緊張高まるソ満国境 ほか)
第5章 七十万軍隊の終焉(渋柿主義か熟柿主義か;独ソ開戦と対ソ戦準備 ほか)

著者等紹介

島田俊彦[シマダトシヒコ]
1908~1975。東京生まれ。東京大学文学部国史学科卒業。元武蔵大学教授。専攻は現代日中関係史
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

skunk_c

72
及川琢英版に「名著」とあったので手に取った。1965年の書だがその評価に恥じない内容で、及川版は明らかに本書を下敷きにしてそれを精緻化したと言える。しかし読後感は本書の方がはるかに上回る。及川版はどちらかというと微細な部分を含め逐次に出来事を書き重ねた印象だが、本書は大きな流れをしっかり把握した著者が、それを伝えようと書いたと思われ、全体像がすっと入ってくる。古くて史料がない点についても、著者の主観的判断を極力排しながら、関東軍という有機体がどのように変貌したかをざっくりと描きあげている。読んで良かった。2023/06/07

中年サラリーマン

21
関東軍について書かれた良書。本来機能集団であるべき軍隊が共同体となった場合どのようなことになるのか。それは近年成果主義などが導入され次第に機能集団であるべきだみたいな流れになっている企業にもあてはまるかも。機能集団であるべき企業が共同体集団思考から抜け出せなかったら?あるいは逆に日本企業はそもそも機能集団であるべきなのか?みたいな視点で読んでみると面白いかも。2014/07/16

孤独な読書人

13
関東軍という軍隊がどのような性質の軍隊だったかということがわかる。2016/12/22

inokori

8
関東軍成立から満州事変,ノモンハン事件,「関特演」と1945/8/9ソ連軍侵攻による壊走までの通史.関東軍を通して見た陸軍軍政史とも読める.ちょっと読むのに時間をかけすぎてしまってこれは再読対象.講談社選書メチエの同名書を読んでからにする.2010/01/05

三上 直樹

7
満洲帝国建国の道を開いた関東軍の成立から敗北までを冷静に書き連ねた1965年の労作。戦後20年でここまで克明に書く勇気に感銘を受けますが、それから50年何も学んでいない私たちは反省しなければなりません。2015/07/11

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